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ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)

ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)

ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)

作家
駒月雅子
ミシェル・バークビイ
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-05-22
ISBN
9784041080283
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ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

これは名探偵シャーロック・ホームズの物語ではなく、ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンがベイカー街を飛び出し縦横無尽に駆け巡っては謎を推理し、犯人を追跡していく。そんな二人の奮闘を描いた物語。原作の世界感を残しつつ、新たな視点で描かれた本作。本来は脇役的な二人の女性がホームズに変わって表舞台に立ち、事件に挑む姿は他のパスティーシュ作品にはない試みであり、作者さんのホームズ愛がヒシヒシと伝わってきた。ミステリーはもちろん、サスペンスと心理描写もまた魅力溢れており、ホームズ好きの読者にはお勧めの一冊。

2023/04/30

cinos

ハドソン夫人の一人称で、メアリー・ワトスンとコンビを組んで恐喝事件に探偵として乗り出します。ホームズ、ワトスンだけでなく、「あの女性」まで登場します。ハドソン婦人とメアリーの活躍だけでなく、ベイカーイレギュラーズの活躍と心の交流もよかったです。おすすめ。

2020/06/25

pohcho

コナン・ドイル財団公認のホームズ・パスティーシュ。家主のハドソン夫人とワトソンの妻メアリーの新人探偵コンビに ベイカーストリート・イレギュラーズ、アイリーン・アドラー。ホームズシリーズでお馴染みの女性陣と少年達が力を合わせて事件を解決するシリーズ第一弾。安楽椅子探偵ではなく、意外にも冒険活劇なのがびっくり。勇敢なハドソン夫人が素敵だったし、脇役に徹するホームズも新鮮。オマージュ満載で原典が読みたくなった。

2020/12/30

ハスゴン

さして期待しないで読み始めたら、意外にも読ませます。当時の考えられないような女性蔑視の様子も作品の雰囲気を盛り上げていきます。不安は続篇が翻訳されるか?

2020/12/09

かめりあうさぎ

初読み作家さん。ホームズの下宿のおかみ・ハドスンさんとワトスンの妻・メアリーの女性コンビの誕生。ホームズの救いの手からこぼれてしまったある女性の悩みを解決すべく一念発起しますが、初めは強請り事件と思われていたものがやがては殺人事件にまで発展してしまう。2人とも驚くほど優秀で勇猛果敢。当時の男性ではこういう風には女性を描けなかっただろうなぁと思います。事件は割とあっさり味でしたが、訳文も読みやすいし、生臭い事件でも嫌悪感を感じさせない描写で楽しく読むことができました。シリーズ化しているので次も読みます。

2021/01/18

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