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いまさら翼といわれても (角川文庫)

いまさら翼といわれても (角川文庫)

いまさら翼といわれても (角川文庫)

作家
米澤穂信
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-06-14
ISBN
9784041081648
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いまさら翼といわれても (角川文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

文庫で再読。それぞれの「岐路」を描く短編集は、シリーズの転換点だと思った。タイトル作はキャラクターにさえ影響しそうな作品であり、古典部メンバーが、高校生という激動の年代を生きていることを、まざまざと思い出させてくれる。読み始めから10年が経過したこちらの世界ではあるが、彼らの「未来」がどうなったかを知りたいし、彼らの「現在」、学園ミステリのエピソードを、もっと読みたいと思う。続編を首を長くして待っています!

2019/09/14

katsubek

久々の古典部シリーズ。Wikipediaでは、「日常の謎」に分類されている本シリーズ。「ふとした謎」が「厳密なロジック」のもとに解明されるというのは言い得て妙である。短篇集であるが、最後の表題作が秀逸。ハウダニットというか、Whyはすぐわかる。折木君よりも情報を多く持っている私たちであるから、よけいにわかりやすい。が、描かれないことが大変多く、行間を読むことを強いられる。というか、「行間だらけ」である。そう、きっとそれが楽しいから、なんのかのと言いながら、このシリーズは全部読んでしまったりしているのだ。

2019/07/12

さばかん

やっぱり私は伊原さんが好き。いい子だよなぁ伊原さん。    そして今回の短編で奉太郎に対する印象が多少なりとも改善した。    しかしまぁ相変わらず話は面白いですね。     一番はやっぱり伊原さんの話ですけど。 「いまさら翼といわれても」が詩的すぎて台詞としては違和感があるけれど、これが文学かぁ……と感心している。

2019/06/26

porisan

今回は短編集。1話目の奉太郎と里志のお話と4話目の摩耶花が漫研を辞めるお話が特に面白かった。表題の「いまさら翼といわれても」はえるの苦悩を奉太郎がやさしく見守る姿がなんとも二人の関係を象徴しているかな~ 今回の短編、「連峰は晴れているか」は京アニの作品で映像化されているのを観ましたが、いつの日か残りの作品もぜひ映像化してほしいと思います。がんばれ、京アニ!

2019/07/31

ケイ

なんと言っても卒業制作について書かれた「鏡には映らない」がよかったな。制作にこめられた深い意味はどうなのかは別として、制作をさせられることがとても苦痛に思う人がいるということに共感。クリエイティブなことに対する興味はないというか、嫌悪感すらあるので高校までは何かと辛いことが多かった。ついでにいえば運動会も遠足も大嫌いだった。ホータローの「走れメロス」の感想文も良かったな。おまけの楽しさだった

2023/02/02

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