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君待秋ラは透きとおる

君待秋ラは透きとおる

君待秋ラは透きとおる

作家
詠坂雄二
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-06-01
ISBN
9784041082829
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君待秋ラは透きとおる / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

異能に覚醒した「匿技士」と呼ばれる者たちを描いた今作は、匿技に対する科学的アプローチと本格要素を孕むミステリ、更には己の匿技に屈託や孤独を抱える異能者たちの生きざままでをも、見事に結実させた快作。氏曰く、戦う理由が弱くなるこの設定で、如何にバトルの醍醐味を見せられるか、論理性を重視したバトルを展開させられるかに力を注いだそうだが、そこも全て含めて「とにかく面白かった」の一言に尽きる。そして秋ラの成長譚という側面に胸を熱くした後のラストでは、詠坂サーガを強烈にちらつかされ、テンション上がったまま本を閉じた。

2021/02/09

buchipanda3

「君待秋ラ」とは主人公の名前。人名からして個性的だが内容も著者らしい独特な味を堪能させてくれた。透明化、鉄筋生成、座標交換など特別な能力を持つ匿技士(とくぎし)たちを描いた小説。ジャンルは敢えて言えばミステリ要素のある異能人間ドラマかな。各能力については科学的な見解が付けられ細部の拘りが面白い。特に透明人間の描写をそこまで考えるとは。光速操作の能力も興味深い。丁寧に説明してるなあ。終盤の事件ではある人物の隠された思惑が明かされ匿技士の悲哀を感じた。ただ終わり方は心地良い。最後に著者ファンは思わずニヤリと。

2019/07/12

あも

君待秋ラ、19歳。ものすごく外連味ある名前よね。ザ・主人公って感じでさ_この世界には"匿技"という物理法則で解明不可能な超能力を持つ者たちがいる。匿技師の所属する国の機関に勧誘された秋ラは秘めた歴史を知り、新たな事件に巻き込まれていく…。どうですか皆さん!このバリッバリのエンタメ(&厨二)感溢れる設定と展開!そして、能力バトルってやっぱええよね!と再認識する映えるアクション。詠坂さんの小難しい感じも厨二設定を良い感じで中和してくれている。高まるぅ~!この胸のワクワクが消化不良なので絶対続き書いてください!

2019/11/15

papako

結構お気に入りの作者の作品。これは今まで読んできた作品とはちょっと雰囲気が違いました。それでも読んでいくと、ああ詠坂作品だなぁと思わされます。異能の力『匿技』を持つ匿技士。そんな彼らを保護する組織。ある匿技士の死から、組織が襲撃される。果たして敵は?ってそういうことか!透明化、鉄筋生成、時空操作、そんな匿技を科学的に解釈しようと試みるところが新鮮でした。ただの異能バトルじゃないのがいいけど、模擬戦のシーン楽しかった。ラスト、彼女はどうなってるんだろう?続編は読めるのかしら。秋ラと春トにまた会えるかしらね。

2022/04/09

カノコ

分裂、猫化、鉄骨生成。様々な能力「匿技」を持つ人々による異能バトル。読む前は謎なタイトルだと思ったが、実際はそのままの意味だった。君待秋ラは透きとおる匿技を持つのだ。あらすじはすごく面白そうと思ったのだが、今作は壮大な283ページのプロローグといった感じ。能力の設定や派閥の話を理解して入り込む前に終わってしまった。とは言え、細部まで練り込まれた匿技の設定や、異能を持つが故のマイノリティ的な疎外感はとても興味深い。シリーズ化するなら、もっと存分に派手に匿技を活かした異能バトルを読んでみたいところ。

2019/11/14

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