いくさの底 (角川文庫)
いくさの底 (角川文庫) / 感想・レビュー
三代目けんこと
戦争小説のミステリ。200弱の頁数で、狭い世界観であったがおもしろかった。解説によると、第18回ミステリ大賞の『屍人荘の殺人』とは僅か2票差だったらしい。
2020/03/10
達ちゃん
古処さん初読です。短いけど濃い戦争ミステリでした。
2020/12/08
torami
文庫化で再読。ビルマに駐屯中の日本軍の小隊で起きた殺人事件を描く。 幸いにして(?)大事な部分を忘れており、かなり新鮮な気持ちで驚くことができた。 終盤は本当に圧巻で、次々に明らかになる真実とその裏に秘められた思いに息を呑んだ。 悪いことをしたのは誰?どこで判断を間違えたの?犯人をどう処すればいいの?……様々な"?"が頭に浮かび、そして、その"?"が「戦闘状態の日本軍」というベールに覆われて姿を変える。 改めて、戦争小説としてもミステリーとしても素晴らしかったです。
2020/02/04
Book Lover Mr.Garakuta
ミステリー作品は、苦手だけど再読。軍部の事情がよく分かる一冊でした。
2020/09/21
Book Lover Mr.Garakuta
ミステリは、苦手だけど。第2次世界大戦モノ(日本帝国陸軍ビルマ戦線)で、興味本位で購入。軽い筆致(←初めて知った)で描かれた作品だそうだが、その根底の奥深さは感じて、面白かった。日本帝国陸軍の勢いがある時代の出来事だが、個人的には閉塞感を感じながら読む。ミステリ作品として、面白いのかどうか?は、分からなかった。
2020/03/10
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