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Dの殺人事件、まことに恐ろしきは (角川文庫)

Dの殺人事件、まことに恐ろしきは (角川文庫)

Dの殺人事件、まことに恐ろしきは (角川文庫)

作家
歌野晶午
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-10-24
ISBN
9784041085516
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Dの殺人事件、まことに恐ろしきは (角川文庫) / 感想・レビュー

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buchipanda3

乱歩のオマージュ短編集。どれも現代を舞台にしたミステリだけれど、かの粘りつくような嫌悪を感じさせる倒錯的な世界観が盛り込まれ、普通じゃない味わいぶりを堪能した。今どきのガジェットや技術をふんだんに用いているのは新旧のミスマッチという著者の遊び心のように思える。スマホやAIを使うにしろ、やはり一番強烈なのは人の下卑た欲望を満たすための執念なのか。欲望の果てのオチがもたらす何とも言えない余韻に浸れた「陰獣幻戯」、ぶっ飛んだ推理合戦の果ての後味の悪さの「Dの殺人~」、「人でなしの恋~」の暗号のじいさんが印象的。

2019/11/19

ちーたん

★★★★★江戸川乱歩の有名な作品を現代風にアレンジした7つの短編集。恥ずかしながら乱歩作品未読でして…でも知らなくてもめっちゃ面白かった!!どの話もわかりそうで完全には解き明かせないオチまでの構成がなんとも歌野さんらしくてニヤリ&満足😁オリジナルをご存知の方はさらに楽しめるんだろうな✨ネタバレしないよう元祖の作品名を列挙。『人間椅子』『押絵と旅する男』『D坂の殺人事件』『お勢登場』『赤い部屋』『陰獣』『人でなしの恋』※オリジナル既読の方も新たなミステリに出会えるはず🎵私は原作も読んでみたくなりました!

2019/11/08

苺仲良

江戸川乱歩の名作群を最新のガジェットを用いて現代に甦らせた至高の短編集。まず特筆すべきは、その巧みな換骨奪胎ぶり。あのじめっとした陰湿さが、まとわりつくような淫靡さが、少しの破綻もなく鮮やかに表現されている。本家の世界と歌野晶午の個性が見事に融合したそれらは、原作未読者に対して良心的で、むしろ、原作について知悉している者ほど裏をかかれるに違いない。白眉は表題作。例えるなら“VR乱歩”。最も乱歩み溢れる一品であり、最も後味の悪い逸品である。没入感のあまり“肉体的な”ダメージを負う可能性もあるので、ご注意を。

2020/07/08

たか

江戸川乱歩の作品を現代に置き換え、凝った作りに仕上げた本格ミステリ集。 乱歩の原作を読んでいないものもあったが、それでも十分楽める。 しかしながら、本書の最大の楽しみは、やはり元ネタとの差異にニヤリとするところなんだろう。 いずれの作品も、結末に捻りがあり、ダークで、背筋がゾッとして、後味が悪い。 個人的には『陰獣幻戯』『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』が好みであるが、最終作の『人でなしの恋から始まる物語』の心温まるラストもいい。B評価

2020/03/04

かめりあうさぎ

江戸川乱歩オマージュの短編7話収録の短編集。面白かったです。元ネタ知って読んでるから面白いのかどうかは分かりませんが、個人的にはハズレなしでした。何気に歌野先生の作品で一番面白い作品更新かもしれません。語るに落ちたくないので細かい感想は省きます。お勧め。

2019/11/07

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