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オオルリ流星群

オオルリ流星群

オオルリ流星群

作家
伊与原新
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-02-18
ISBN
9784041085660
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人生に行き詰まった人たちが、縁のなかった科学的な世界に出会ったとき何が起こるのか? 『オオルリ流星群』 伊与原新の執筆の起点とは

 行き詰まった人たちが、それまで縁のなかった科学的な世界に出会ったとき何が起こるのか。それを見てみましょう──。新田次郎文学賞受賞作『月まで三キロ』や、直木賞、本屋大賞候補作になった『八月の銀の雪』も、大学院で地球惑星科学を専攻し、研究の世界にずっと身を置いていた伊与原さんならではのそんな発想が執筆の起点になっているという。

(取材・文=河村道子 撮影=朝岡英輔)

「人生に行き詰まった人たちを書きたかったわけではないんです。さらにそんな気持ちになっている方に、この物語が癒やしになってほしいなんてこと、考えたこともないんです」  そんな伊与原さんのフラットさが構えることなく心を委ねられる物語を生み出しているのだろう。やりきれなさを抱えるとき、眺めた月が思いがけず心を静めてくれるように。月も海も星も、誰かの心を救いたくてそこにあるわけではない。 「『月まで三キロ』と『八月の銀の雪』では、科学的なものに触れて世界の見方が変わるということをコンセプトにその瞬間を切り取った短編を書いてきました。『それを長編でやってみませんか?』と言われ、物語のファクターを…

2022/3/5

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オオルリ流星群 / 感想・レビュー

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しんごろ

空き缶タペストリー作りなど楽しいことばかりの高校生活。もちろん高校生活にも苦い思い出もあるよ。それから年月を重ねれば、人はそれぞれいろいろある。年月を重ねればいろいろ話せること許せることもあるし、怒りもあるさ。それでも歳を重ねても笑いあったり話しあったり、時には怒りをぶつけたりできる素晴らしい仲間がいて羨ましい。スイ子が秦野に戻って、高校時代の仲間が集まって、仲間が時間の許せる限り天文台を作っていく様子は、少年時代に憧れた秘密基地を作っているようで楽しそうだった。ラストに行くにつれて泣けた。

2022/03/20

starbro

伊与原 新、2作目です。 まずはタイトルが好い、ロスジェネ手作り天文台青春譚の佳作でした。 私は二人の息子に星に願いを込めて、名前に「星」の字を入れ、観測できるように天体望遠鏡を購入しましたが、彼らは全く天体に興味がありませんでした(笑) このレビューは、松任谷由実の「ジャコビニ彗星の日」を聴きながら書きました♪☄ https://www.youtube.com/watch?v=IGXKGBoeVoQ https://kadobun.jp/special/iyohara-shin/

2022/06/08

パトラッシュ

暑く明るい夏のような若き日の夢や希望は何もかなえられなかったと悟った時、青春は終わる。そんな苦い思いを嚙みしめていた45歳の面々が、元同級生の「地元に天文台をつくる」という突飛もない計画に昔を思い出し協力していく。暗く冷たい冬の人生の不条理に苦しみ、金や仕事や家族というしがらみに諦めていた自分を取り戻すために。それは簡単なことではなく、しがらみが引き戻そうと誘惑の手を差し伸べる。しかし力を合わせて目標を達成する喜びを知っている彼らは、今度こそ大切なものを見つけようと奮闘する。夢を描くのは人に生まれたから。

2022/06/08

kou

大人達の2度目の青春・・・良い!自身も一緒に、2度目の青春を堪能した気持ちになった。歳を取っても、何かに打ち込めるってのは素晴らしいことなんだと実感させられた。最後の修の言葉は、涙が止まらなくなった。涙が止まって、再度読んで、また涙が止まらなくなった。このシーンを読むと、涙が出る・・・いつまでも、そんな自分でありたいと思った。

2022/04/30

kotetsupatapata

星★★★☆☆ 久しぶりの伊与原さんの1冊は長編作でした。 天体に関する専門用語の多さには少し取っつきにくい点もありましたが、物語の彼らとは同年代なので、"ロスジェネ世代"と称される今の40代の鬱屈した感情が痛いほど共感できました。 家庭や仕事などこの年になるとままならない事ばかりですが、スイ子の天文台に協力していく事が、彼らが今までと違う一歩を踏み出すきっかけとなったのでしょう。 千佳が感じた「青い鳥は幸せを運ぶんじゃ無い、探すこと自体に幸せを感じるんだよ」が心に響いたフレーズでした。

2022/04/05

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