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凶犬の眼 (角川文庫)

凶犬の眼 (角川文庫)

凶犬の眼 (角川文庫)

作家
柚月裕子
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-03-24
ISBN
9784041088968
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「松坂さんはギラギラした凄みがあった」映画『孤狼の血 LEVEL2』公開記念! 原作者・柚月裕子インタビュー

(c)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

 2021年8月20日公開の映画『孤狼の血 LEVEL2』。前作から3年。待ちに待った続編は、“LEVEL2”と謳われている。サブタイトルを付けずにあえて次のステージへとハードルを上げた今作。原作者の柚月裕子さんにお話を伺った。 (取材・文=野本由起)

 昭和63年の広島を舞台に、暴力団組織の抗争、それを追うベテラン刑事・大上と新人・日岡の死闘を描いた映画『孤狼の血』。あれから3年、オリジナルストーリーの『孤狼の血 LEVEL2』が幕を開ける。アクション、衝撃度ともにレベルアップした同作を観て、柚月さんはとにかく圧倒されたと話す。 「白石監督と脚本の池上(純哉)さんには全幅の信頼を寄せているので、ストーリーについて口を出すことはありませんでした。プロットを読んだ時から『これはハードな作品になるだろう』と楽しみにしていましたが、いざ拝見したら前作とは違った面白さで。前作は、観終えたあとに力が抜けて椅子から立ち上がれなくなりましたが、今回は体から熱が込み上げ、叫び出したくなったほど。自分の限界、映画…

2021/8/19

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破天荒な刑事と新人刑事が対極を成す、“継承”の物語「孤狼の血」シリーズが完結!! 『暴虎の牙』柚月裕子インタビュー

 暑さを残した夕風が吹き抜ける。ヒグラシの鳴く声だけが響くなか、満開の百日紅の傍にある因縁の場所で2人の男がまみえる──。『孤狼の血』と『凶犬の眼』で描かれた狂熱の月日。それらをくるんだ18年の月日が、その2人の間には横たわる。物語の中盤に現れるその場面は、“熱い小説を書きたい”という一念で、『孤狼の血』を書き始めてから5年、文字通り、全力疾走してきた柚月さんが辿り着いたひとつの地点だ。

「舞台となった広島には、第1作となった『孤狼の血』の執筆以前から、幾度となく足を運んできました。その地を映像として思い浮かべながら描いたその場面は、私のなかで非常に大切なもの。大上から日岡へと血が受け継がれていく、その継承の様をひとりの男の存在が炙り出す。本シリーズの双璧である、大上と日岡を結ぶ場面です」  違法捜査も辞さない破天荒な刑事・大上章吾。やくざとの癒着を噂されてきた彼の下に配属された新人刑事・日岡秀一。『孤狼の血』では、強引な捜査を繰り返す大上に戸惑いながらも、極道の男たちに向き合い、激闘のなか、大上から日岡へと受け継がれるものが活写された。その2…

2020/4/9

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凶犬の眼 (角川文庫) / 感想・レビュー

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のり

僻地の駐在に左遷された「日岡秀一」。平和ボケしそうな環境が一変する。世間を震撼させる暴力団抗争。その中心とされる「国光」との出会い。不思議とウマが合う二人。ガミさんの影響でヤクザとの取引に応じる。仁義を重んじる国光は犯罪者ではあるが芯が通っている。日岡は例の物を受け取り暴走に拍車がかからなければ良いのだが…

2020/09/30

カムイ

前回とは違って今回は静で血みどろの描写は少なめになっていた。国光の任侠は昔だったら大喝采されるだろうが⁉️カムイはエンタメとして作品を楽しめた。ただ、刑務所の面会室での場面は腑に落ちなかった。そのお陰であら探しをする羽目になってしまったが😓概ね楽しめたのでよしとします😆さて[暴虎の牙]はと期待します。日岡のバイクですが、ヤマハのSR500は名機の1台なのですがあの単気筒の描写をもっとリアルに出してほしかったですね。

2022/05/22

OSOGON15

『孤狼の血』に続くシリーズ第2弾。県北の駐在所に飛ばされて早2年、日岡巡査の前に姿を現したのは、日本最大の暴力組織である明石組トップの暗殺の首謀者とされる国光。メチャクチャ「仁義」。カッコ良すぎます。立派になった日岡の活躍が読めて良かった。面白かったですがスケール感が少々ダウンした感じでした。最後悲しい終わり方だったので困惑してしまった。

2023/03/17

五右衛門

読了。凄まじいスピード感満喫しました。実際は田舎への左遷された主人公を描いていますがこのひりつくような疾走感が堪りませんでした。何かに追い立てられるような中で終盤までドキドキさせられました。がやはりこの渡世の世界。ハッピーエンドはあり得ませんでした。悲しみが哀しみを生み出しました。ちょっと何さらしとんじゃ!この終わり方で次回作は全く先が読めなくなりました。怖すぎます。せっかく 仁義 もっと言うと 仁 これを追い求めていたのに。一気読みでした。次も絶対読みます。

2022/03/23

タツ フカガワ

前作から2年後、日岡は広島県の山間部で駐在所勤務に就いていた。同じころ暴力団の抗争は激化。明石組の組長が暗殺され、首謀者の国光が全国に指名手配されが、その国光が日岡の前に現れる。前作以上にピカレスク色が濃くなった内容で、日岡も清濁併せ飲む凶犬へと変わっていく。前作の大上刑事に代わって、今作では国光というワルがとても魅力的。こうした男たちの造形、筆力に圧倒されました。次作ではどんな男が登場するか、楽しみです。

2021/06/07

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