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こわい本7 闇 (角川ホラー文庫)

こわい本7 闇 (角川ホラー文庫)

こわい本7 闇 (角川ホラー文庫)

作家
楳図かずお
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-11-20
ISBN
9784041089965
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こわい本7 闇 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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鱒子

本書の半分を占める「闇のアルバム」はビッグコミックの連載らしく、大人なテイスト。1ページ1コマの構成で、著者の絵のうまさと描き込みに圧倒されます。巻末は稲川淳二さんとの対談。1990年に雑誌ムーで掲載されたそうで、おふたりの恐怖語りと軽妙な笑いが絶妙。

2022/02/03

keroppi

こわい本第7巻は、「闇」がテーマ。1ページ1コマで、各話8ページ全24話の「闇のアルバム」がメイン。これ私が持っていた「イアラ愛蔵版」にも収録されていたのに後で気付いた。ただ、ほとんど忘れていたこともあり、大きな絵で描かれた闇に引き込まれたしまった。闇の中には、男と女の間の深い淵がある。ひとつひとつの絵が、ほんとに怖い😱 巻末の稲川淳二との対談も笑いながらも怖い。

2021/11/23

あたびー

「闇のアルバム」はビッグコミックオリジナルに連載されたちょっと大人のホラー短編連作。「凍原」の舞台は別にツンドラではない。人間の心の中の冷え冷えと凍てつく風景を指しているようだ。お友達に呪われている少女「百本目の針」。「雨女」ではいくら訴えても取り合ってもらえない子供の絶望的な恐怖が身につまされる。美しく冷淡な妻の見失った首を探し続ける男の狂気「首」。「イメージポエム スクール」は絵で表現したダークポエム群。巻末対談は稲川淳二さんです。

2022/01/23

ぐうぐう

ほぼ既読の作品ばかりだが、『闇のアルバム』の斬新さは現在読んでもまるで古びていない。8ページの短編を1ページ1コマで描くという大胆な発想を、なおかつ男女の関係で起こる闇に絞って描いているのだから、おそれいる。『闇のアルバム』を読むと、楳図かずおはストリーテラーなのだといやがうえにも思い知らされるのだ(「しあわせの日々」は、ビアスの「アウルクリーク橋の出来事」に着想を得たのかもしれない)。巻末の『イメージポエム スクール」の手応えは、『わたしは真悟』の扉絵へと引き継がれる。

2022/04/10

猪子

私の大好きな闇のアルバムが収録されています。初めて読んだ『凍原-ツンドラ-』『百本めの針』『雨女』それぞれ違う歪んだ心理が描き出されていて最高でした。今のところ楳図かずおこわい本の中で一番好きな巻です。

2022/01/08

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