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昨日の僕が僕を殺す 壊された少女たち (角川文庫)

昨日の僕が僕を殺す 壊された少女たち (角川文庫)

昨日の僕が僕を殺す 壊された少女たち (角川文庫)

作家
太田紫織
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-03-24
ISBN
9784041091920
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ジャンル

昨日の僕が僕を殺す 壊された少女たち (角川文庫) / 感想・レビュー

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よっち

雑多な恐ろしいモノが見えて困惑気味の男子高校生・ルカが、同級生で「狸」の田沼から、友達が「霊魂さま」という降霊術で「殺された」という片思いの女子の悩みを相談される第三弾。戸惑いつつも居候中のパン屋や同級生たちとも関係を築きつつあるルカが直面した、降霊術が絡む同級生の死の真相を描いた中編と、天狗の汐見とともに登った山で怪しいものに遭遇した短編の構成。孤独だったルカも時には衝突したりもしながら、少しずつ確実に同居人たちや同級たちともお互いに理解を深めつつある感じですかね。彼らの今後の成長に期待ということで。

2020/04/07

茉莉花

北海道、小樽。男子高校生ルカの世界は「あやかし」だらけ。そんな中、同級生で「狸」の田沼が片想いの女子の悩みを相談してきた。それは、彼女の友達が「霊魂さま」という降霊術で殺されたというもので…。

2021/02/16

ネムコ

中編と短編一つずつ。このシリーズも三作目。初めは主人公のルカが暗く自己嫌悪のかたまりで読みにくかったけど、今作はだいぶルカが普通になってきて、読みやすくなった代わりに軽くもなっちゃったな。でもあやかしを見、影響を受けてしまうルカの受難はまだまだ続きそう。冥婚した千代子さんが、まさかの清涼剤。

2020/03/27

Nyah

小樽の男子高校生ルカ、同級生の女子が最近亡くなった。コックリさんのような「霊魂さま」という降霊術で「殺された」のか‥調べるうちにあちらの世界に足をつっこみあやうくなる。終わり方をきちんとし縁を切らないとつけこまれる。/妖を見えなくするお守りは偽物とわかり、ルカは妖と人間の区別がつかず外出が嫌になった。天狗の渚に登山に連れられ、白骨死体を見つけてしまう。携帯が圏外で渚が警察を呼ぶとルカを置いて下山。張ってある結界が壊され‥。信じたルカは成長してます。早く目が慣れるといいのに。/ 狗神は嫉妬深いらしい。

2020/12/11

まるぼろ

さて今巻、ルカのクライスメートの持田絵維子が自殺する事件が起きるが、田沼が連れてきた絵維子の友人によればコックリさんの一種である「霊魂さん」で殺されたと言うもので…と言うお話です。まだまだ相変わらずルカは藪に手を突っ込みたがるし、感情の赴くままに動いているきらいがありますが、それでもルカらしい優しさや心の脆い部分を鍛えようと思う様になったのは前進だと思いました。後半に出てきた暢乃さんは読んでいて好感の持てるキャラだたったので、これからも登場して欲しい所です。次巻もどんな話になるのか楽しみです。

2020/04/18

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