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オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫)

オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫)

オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫)

作家
オー・ヘンリー
越前敏弥
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-11-21
ISBN
9784041092392
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オー・ヘンリー『賢者の贈り物』あらすじ紹介。互いを思うあまりすれ違うカップル。宝物以上に大切な物とは…?

 『賢者の贈り物』という小説をご存じでしょうか。短編小説や、それより短い掌編小説を得意とするアメリカの作家オー・ヘンリーの代表作のひとつとして有名です。家族や恋人、友人などにプレゼントをするとき、最も大切なものは何かを教えてくれる小説といえます。

 本稿では『賢者の贈り物』について、作品の解説と登場人物、あらすじをご紹介します。

『賢者の贈り物』の作品解説

『賢者の贈り物』はアメリカの小説家であるオー・ヘンリーが、1905年に発表した短編小説であり、彼の代表作として知られる作品です。新約聖書のエピソードを下敷きにして書かれた作品で、クリスマス劇の演目として人気が高い作品です。

 夫婦が互いにプレゼントを贈る際に起こした行き違いを描いており、とても心温まる結末になっています。

『賢者の贈り物』の主な登場人物

ジェームズ・ディリンガム・ヤング(ジム):貧しい生活を送る男。祖父から父、そしてジムへと受け継がれた金時計を持っている。

ジェームズ・ディリンガム・ヤング夫人(デラ):ジムの妻。美しく長い髪が自慢。

『賢者の贈り物』のあらすじ​​  アメリカに、ジェームズ・…

2023/9/20

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オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物 (角川文庫) / 感想・レビュー

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海猫

オー・ヘンリーの作品集が新訳で出ていたのを知り、読んでみた。どの話も短くてオチにどんでん返しがあるので、ショートショート的に読める。都市小説として情感と哀愁があり、各編じんわり沁み入る感覚があった。収録の16話のうち読んだことがあるものは4作あり、あらためて読んでも面白い。特に「自動車を待たせて」は好きな話なのでまた読めて良かった。ゴッホの絵をあしらったカバーが素敵。こういう雰囲気のある「夜のカフェテラス」で、一編一編読んでいけたら贅沢な気がする。第二集がもうすぐ刊行されるようなので、楽しみにしておこう。

2021/02/12

鱒子

ずいぶん前に読んだOヘンリー短編集はどの出版社だったかよく覚えていませんが、ウィットに富んだ素敵なお話しばかりだったような記憶が。しかし、本書はシニカルな話ばかりです(個人的にはこっちの方が好み)。しかぁし、この本全ての短編の冒頭にはあらすじが付いているのです。オチの直前まで書いてあるのです。——それいる?短編だよ?という気持ちがムクムクとわいてしまいます。

2021/01/18

坂城 弥生

表題作の賢者の贈り物は内容が有名なので、知っていたけど、作者は知らなかった。勝手に聖書の中の話だと思っていた。

2020/12/07

シフォン

オー・ヘンリーは、賢者の贈り物、最後のひと葉は以外は初読み。この傑作は、表紙のゴッホの夜のカフェテラスが似合うニューヨークを舞台の16作。時代や国が異なるため、理解できない部分も多いが話のひっくり返し方がすごすぎる。賢者の贈り物は、とても美談な話だと思っていたのだが、これらの短編と並べると落ちだったのかと疑ってしまう。

2020/12/30

ほりん

オー・ヘンリーの短編集。「警官と讃美歌」「賢者の贈り物」「桃源郷のはなかき客」「春の献立」など16編。ニューヨークを舞台にした作品が多い。慎ましく懸命に生きる庶民には温かい結末を、見栄っ張りや下心のある者には辛辣な一撃を…。といっても単なる勧善懲悪ではなく、不条理や人生のどうにもならない哀しみが、塗りこめられている。「ハーグレイヴズのふたつの顔」では、かつて南部の大地主だった、誇り高き老人が登場する。時代遅れの老人の哀愁を描きながらも、温かい目で見つめているのが感じられて、好きな一編。

2022/09/12

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