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傷痕のメッセージ

傷痕のメッセージ

傷痕のメッセージ

作家
知念実希人
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-03-12
ISBN
9784041094099
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傷痕のメッセージ / 感想・レビュー

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よつば

感動。本を閉じた瞬間、熱い想いで胸が一杯になる。胃壁に暗号を刻んで世を去った千早の父・穣。その謎に水城千早&刀祢紫織、二人の医師コンビが迫って行く。幼子が犠牲になった28年前の連続殺人事件との関係性。暗号が記した物。何故?何の為に?次々と湧き出る疑問に知りたい欲求は加速する。物語後半、事件の真相に近づいて行く過程は緊張感がピーク。細やかに張られた伏線と完璧な回収はお見事。医療ミステリーとしてはもちろん人間ドラマとしても秀逸だ。穣が自らの命を懸けて残した傷痕のメッセージ、その時の心情を想うと涙が込み上げる。

2021/03/25

akiᵕ̈*

これぞプロローグ!と言える巧みな話に心を鷲掴みにされ、そこから広がる展開に一気にのめり込んでいく。外科医である千早の父・稔は自らの胃壁に暗号を残し亡くなる。と同時にそれは28年前の未解決の幼女連続殺人事件の真相へと繋がっていく。そこまでのリスクを冒してまで伝えたかった事は?誰に何の為のメッセージなのか?そこに絡む刑事や千早の同僚の紫織たちの、亡くなった人達へ敬意を込めて事件の解明に向かう姿勢には何度も心打たれたし、人が人を思う気持ち、真実の家族の愛などミステリーだけでなく人情味溢れる物語でもありました。

2021/03/31

シャコタンブルー

誰に、何のメッセージなのか、何故その場所だったのか。幾つもの謎が重なる驚愕の序章からグイグイ引き込まれた。未解決の28年前の連続幼女殺人事件が病理解剖により過去と現在が露わになり複雑な人間模様が暴き出され、やがて犯人を炙り出す展開が鮮やか。28年間もがき苦しみ、決断した事の重み。その重みを知らずに育ち平和に暮らす事は幸せだろうか、だから余計にあのメッセージの深みが心に響いてくる。真実を知ることで失うことの傷は深く大きい。だが、その傷を受け入れ大きな愛を知る喜びはそれに勝る。そんなメッセージを受け取った。

2021/03/26

pohcho

胃壁に内視鏡で文字を刻んで暗号を遺すとか、肝心のところは潰瘍で読めないとか、医者じゃなければ思いつかない発想だなあと感心。まあ、そこまでする必要あったのかというツッコミ処もあるが(笑)とにかく衝撃的なメッセージにぐぐっと心をつかまれて一気に読めた。とても面白かった。親子の話はなんとなく予想がついたけど、そこも医学的な話があって興味深かった。紫織先生もいいキャラなのでまたどこかで出てきてほしい。

2021/04/12

pen 

そんなメッセージの残し方あるのか という冒頭シーンから引き込まれる。謎解きにお医者様ならではのアプローチは変わらずミステリアスで、巧みなリードで犯人を絞らせないストーリ展開。二人の女医の距離の縮め方も、関わる刑事の緩さも強さも好感が持て、ベタながらもメッセージの意図に涙腺が緩んでしまう。付録のサービスも含めて、ファンにはたまらない一冊。

2021/04/15

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