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空想クラブ

空想クラブ

空想クラブ

作家
逸木裕
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-08-28
ISBN
9784041095591
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「空想クラブ」のおすすめレビュー

少女の死に隠された真相は……。謎解きが終わった後に展開するラスト16ページの奇跡に驚愕!

『空想クラブ』(逸木裕/KADOKAWA)

 小学校時代の同級生だった真夜が、川で死んだ。葬儀からの帰り道、空想好きの中学生・吉見駿は川岸に佇む真夜の幽霊を見てしまう。真夜の魂を解放するために、駿はかつての仲間たち――「空想クラブ」のメンバーに協力を求めるが……。

 横溝正史ミステリ大賞受賞作の『虹を待つ彼女』(KADOKAWA)をはじめ、『星空の16進数』(KADOKAWA)、『電気じかけのクジラは歌う』(講談社)と、専門知識に基づいた理系ミステリーを次々に放つ俊才・逸木裕さん。最新作『空想クラブ』(KADOKAWA)は、ある少女の死からはじまるミステリー小説にして青春小説、そして少年少女の成長を繊細な筆致で綴ったビルドゥングスロマン(成長小説)だ。

 物語は駿が6歳の頃、父方の祖父から「空想する能力」を受け継ぐところから幕を開く。

「この世界のあちこちには、たくさんの〈窓〉が隠されてる。そこを開くことができれば、お前は色々な世界を見ることができる」

 祖父がそう語るとおりに、駿はその場にいながらにして世界中のどの光景も、見ようと思えば見ることができる。…

2020/8/31

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空想クラブ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

🐾Yoko Omoto🐾

"空想した風景を目の前に繰り広げることが出来る"そんな不思議な力を祖父から受け継いだ少年が、幽霊となった友の死の真相を仲間とともに探っていく、ファンタジー系青春ミステリ。「空想」という無限の可能性、「仲間」や「宇宙」など、夢のある魅力的なモチーフで溢れており物語自体は良かったのだが、小説にありがちな友達思いのピュアなティーン像、そのイライラするような青臭さが私にはやはり厳しかった💧キーマンとなる不良たちはいかにもという描かれ方で、主人公の力についてもややご都合的。もっと若い頃に出会いたかった作品だ。

2021/01/24

モルク

見たい景色を見ることができる祖父から受け継いだ特殊能力を持つ中学生の駿。荒川で亡くなった友人真夜の幽霊に会い、今は疎遠となっていた小学生の時の「空想クラブ」のメンバーとその真相を探る。ミステリーでファンタジー。死の真相は何とも理不尽なものだったが、皆で見る宇宙の美しさは空想を超え忘れがたきものとなる。一緒に宇宙を見たような感覚に陥りぼーっと空を見つめてしまう。

2021/01/05

よっち

祖父から受け継いだ「能力」によって、見たい風景を「見る」ことができる中学生吉見駿。小学生時代の親友・真夜の葬儀の帰り道、駿は河川敷で幽霊となった彼女に再会しする物語。彼女から明かされる死に至った経緯。自分だけが真夜の姿を見ることができると知った駿が、離れ離れになっていた仲間が置かれている事情を知り、時にはぶつかり助け合いながら絆を取り戻してゆく様子がかけがえのないものに思えたからこそ、真夜の死の真相は切なかったですが、最後まで目をそらずに向き合い、乗り越えて未来に繋がってゆく結末はなかなか印象的でしたね。

2020/10/03

はる

帯に書いてあった通り、怒涛のラストだった。しかし、そのラストは私の想像のはるかうえにいっていた。本当は悲しいラストのはずが、希望に満ちている。そのラストまでの道のりは!辛い事も楽しい事もあったけど、この空想クラブのメンバーならきっとまた真夜に会えそうに思う。

2020/11/04

信兵衛

もし想像力を活かせたら、というのは魅力ある設定ですが、逆に突拍子もない、と感じる処もあり。

2020/10/11

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