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砂上 (角川文庫)

砂上 (角川文庫)

砂上 (角川文庫)

作家
桜木紫乃
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-07-16
ISBN
9784041095973
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砂上 (角川文庫) / 感想・レビュー

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じいじ@リハビリ & 懸命に減量中。

文芸書編集者のたのしみは、未来の売れっ子作家を見つけ出すことである、とむかし何かで読んだことがある。本作の主人公は、37歳で別れた夫から月々5万円の慰謝料を受け続け、ひそかに小説家を目指す四十女。その主人公の新人賞応募作品に鋭いツッコミを入れる女編集者との掛け合いが見どころの一つだ。小説家への道筋に向けて、容赦のない言葉で激励する裏に、主人公への深い思いやりを感じます。小説を書きあげる苦しみを綴った私小説のような本作は、桜木さんの新境地の一冊です。

2020/08/22

里季

桜木紫乃さん作品はしばらくぶり。いつも北の大地北海道を舞台にしている。本作はいつもよりトーンが明るく感じた。それは小説を書きあげる主人公のエネルギーゆえか。編集者乙三の辣腕が面白かった。

2020/09/09

KEI@ I ⭐️ BAYSTERS

小説家を目指すバツイチの主人公が編集者に厳しい指摘を受けつつ、「砂上」という小説を書く話だった。自分を未婚で産んだ母、妹として15歳で娘を産んだ主人公、彼らの物語を小説にしようとするが、編集者には、「質の良い嘘」を書くことだと言われ何度も推敲しながら、小説を書き上げる。一般的とは思えないが、小説は編集者のこの様な指摘を受けて書いているのかと思ってしまった。どこからどこまでが小説なのか、作中作も読みたいと思ってしまう。主人公は様々に形を変える砂の上を歩きながら小説を紡いでいくのだろう。一味違った作品だった。

2020/09/16

カブ

作家以前の柊令央は小説新人賞やエッセイ大賞に応募するも次点止まり。本当に作家になりたいのか、このまま自己満足で終わるのか。一念発起、編集者小川乙三と共に渾身の一作を執筆する。創作の苦しみとはこんなに大変なのかとしみじみ思う。作家って凄い。

2020/08/16

hrmt

桜木作品14作目。新人賞に応募する芽の出ない作家志望の女.柊令央は、編集者の小川から指摘を受けて自分と母親の実際を物語に煮詰めていく。作中作は現実でありながら虚構で、その虚構をより現実らしく作り上げるために吐かれる小川の指摘が辛辣すぎて、作家はこんなのに耐えて作品を作り上げるのかと思うと畏れ入る。でもそれも虚構なのかもしれない。私には令央がわからなさすぎて共感はできません(苦笑)でもそのわからないところに興味が湧いた。そして小川にも。解説が面白くて、カリスマ書店員である新井さんにも興味が湧きました(^^)

2020/08/18

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