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業苦 忌まわ昔(弐) (角川ホラー文庫)

業苦 忌まわ昔(弐) (角川ホラー文庫)

業苦 忌まわ昔(弐) (角川ホラー文庫)

作家
岩井志麻子
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-06-12
ISBN
9784041096956
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業苦 忌まわ昔(弐) (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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ちょろこ

今昔物語 現代バージョン、の一冊。第一話からまとわりつくような陰鬱さ…ラストまでたっぷり絡めとられた感でいっぱい。どの話も冒頭にサラッと今昔物語が紹介されているのだけれど、志麻子さんによってワイドショーなみの現代バージョンに置き換え 描かれると、一気に濃厚に人間の心の闇、狂気が浮き彫りになっていく物語に。どこかあちらの世界に行ってしまっているような狂気もあれば、ごく普通に人が心に持ち得る狂気もあり…。姥捨山は印象に残るな。最後の言葉、これはビシっと決まった。そしてドキっとやられた。

2020/09/01

★Masako★

★★★★ 今昔物語をベースに、現代で起きた事件を絡めて人間の闇や狂気を描いた怪異譚第2弾。10篇収録されているが、この世に在らざるものよりも人間の(今作は特に女性の)方が業が深くて恐ろしいものだということを、これでもかというほど上手く描いている。2話目は有名な事件なので覚えていたが、犯人の娘目線で描かれているのが興味深い。ラストの姥捨山を元にした話の、息子の最後の一言にゾクッ!小気味よさも感じた私って…(笑) 今も昔も変わらない人間の業。第3弾も楽しみだ♪

2020/09/16

タイ子

シリーズ第2弾。今は昔・・・忌まは昔。やっぱ、すごいな岩井さん。古典の物語が現代の事件へと蘇る時、今も昔も人の業と欲が絡むとあの世の者も逃げていく。罪を罪と思わない人間の怖さがジワリと滲み出る。最後の姨捨山の話、ラスト一行にひぇ~~~!第三弾お待ちしております。

2020/07/19

坂城 弥生

姨捨山は地元なのでちょっとドキッとした。他に印象的だったのは人を結びつけるのは愛情とかのプラスの感情だけじゃなく、嫉妬や憎しみ執着とかのマイナスの感情が離れさせなくすることもある、というのが怖くもあり納得もした。

2020/11/25

くさてる

現実の事件と古典の「今昔物語」をリンクさせて語り直す、岩井志麻子ならではの実話怪談めいた掌編集。私は常々、いわゆる怪奇幻想的な話とはまた違う、よりリアルな幽霊譚の怖さは、「この世のものでなさ」をどう表現するかにかかっていると思っているのですが、岩井志麻子はそれが巧い。するっと読ませる分かりやすい文章からたちのぼる、この世から断絶された存在と目が合う恐怖は、志麻子ちゃんならでは。そういう小説をこれからも書き続けてください。

2020/07/11

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