読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

信長の原理 下 (角川文庫)

信長の原理 下 (角川文庫)

信長の原理 下 (角川文庫)

作家
垣根涼介
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-09-24
ISBN
9784041098653
amazonで購入する Kindle版を購入する

信長の原理 下 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

下巻は織田家重臣の出世レースがメイン。各々の内面描写が順次されるので、どこか陰謀小説風な読み口。この流れで光秀がどう無謀に踏み切るのか、興味深く読み進めたが、中途半端に善人仕立てのためか、運命に逆らえませんでした的に本能寺の変に突入したのは少し物足りなかった。あれこれと悩みながら己の行動に理由づけしているものの、信長の振る舞いはじゅうぶん過ぎるほどブラックで、パレートの法則を持ち出すまでもなく、なるべくしてこうなっただけでは?という気もする。家康の内面描写だけほとんどなく、その不気味な存在感は良かった。

2021/07/12

yoshida

下天は夢であった。信長は時代の革命児であった。その発想力、行動力は時代を超えていた。だからこそ、旧弊に生きる人々には理解し難く、恐怖でもあった。信長の死後に天下を治めた秀吉も信長を超えることは出来なかった。秀吉の天下は、かつての織田家の朋輩を組下にしたものである。出自が低く、信長のような専制君主にはなり得なかった。家康の天下は幕府を開くという、朝廷の権威を借りた頼朝以来の手法である。鎖国により先進的な技術や知識を得ることを閉ざした。安寧ではある。だが、信長のような専制君主にはなり得ず。実に唸らされた力作。

2021/01/02

chantal(シャンタール)

信長が発見した働き蟻の「2-6-2」の原理。その原理を縦軸に、彼の部下たちの思いや物語を横軸に、新鮮な語り口による信長の一生。この原理って、今の社会にも当てはまるのかなあ。そしてそう言った原理を動かしている目に見えない力があって、それが私たちが敬うところの神仏なのかなと思ったり。それをも超えようとした信長は遂に自らを滅ぼすことになる。今の私たちがしていることも同じなんじゃないのか、自然の摂理を覆えそうなんて、考えちゃいけないんじゃないかと、ふと思ってみたり。そして凡庸な私は「6」の中の一人なのよね😅

2020/11/10

雪月花

下巻は信長の配下の武将達がお互いをどう見ていたかの分析に始まり、近江分国支配を命じられていた羽柴秀吉、丹羽長秀、柴田勝家、佐久間信盛、明智光秀の位置関係が興味深い。この五人に【働きアリの法則】が当てはまるなら、抜きん出てくる一人は誰で脱落あるいは裏切る一人は誰になるのか。一度は自分の命を懸けてでも光秀の命を救った信長と光秀の関係がどう悪化し、本能寺の変に至ったのか、その葛藤と心理変化の描写が秀逸。

2021/08/13

金吾

働きアリの法則を絡める話なので理解はできますがあまりにもそれに引きずられすぎではないかなと思いました。そもそも分母の観点が抜けているので途中から少し飽きました。しかし話の筋は理解しやすく読みやすいです。また佐久間信盛がでてる部分は好きです。

2021/08/27

感想・レビューをもっと見る