KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

きみの傷跡

きみの傷跡

きみの傷跡

作家
藤野恵美
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-03-19
ISBN
9784041099896
amazonで購入する

きみの傷跡 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おしゃべりメガネ

いい作品読ませてもらったなぁ〜という感想です。高校まで男子校で過ごした「星野」と、とある事件にあい男性とうまく接するコトのできない「花宮」は大学の写真部で知り合います。「花宮」に一目惚れの「星野」は女性にどうアプローチしていいかわからず、悪戦苦闘。「花宮」も彼にひかれつつも、過去のトラウマから距離を縮められず。とにかく二人が一生懸命にお互いを想いつつ、大切にしていく様子が良かったです。ちょっと「星野」の口調が少し気になりましたが、そこはまぁヨシとして二人の仲が気になりつつ、イッキに読了してしまいました。

2021/07/06

ウッディ

男子校出身で女子に免疫のない星野君は、写真部の新歓で首からカメラをかけた花宮さんに出会い、一目ぼれする。過去の出来事で心に傷を負い、男性恐怖症の花宮さん、真面目で、奥手な二人の初々しい恋の始まりをもどかしく感じながらも、純情だったあの頃を思い出して、胸がキュンキュンしてしまった。それにしても、花宮さんが最強に可愛く、そんな彼女のことを大切に想う星野君の優しさを感じ、二人の恋を応援しながら、幸せな読書でした。とっても、面白かったです。

2021/08/24

ゆみねこ

男子校出身で女子に不慣れな星野がひとめぼれした相手は、かつて男性に傷つけられた過去があり、そのせいで学校に行けない時期があった。お互いの好意に気付き、初めての彼氏彼女に。相手を大切にして理解しあって行く初々しい恋愛、星野君も花宮さんも良い子で二人を応援しながらの読書に。シリーズものと言うことなので他の作品も読んでみたい。

2021/07/20

えりこんぐ🐤

なるほど、『わたしの恋人』シリーズなのか。そういえば笹川くんがいる。 今回もナイスアシストな友人役。若い子たちの恋愛に、少し重いエピソードを加えた藤野恵美さん、今回も良かった。この2人みたいに、性的なものも恋人同士で素直に話し合って進めていくのが理想なんだけど、、難しいんだろうなぁ。星野くんがかなりできた人で、我慢がきくタイプ(ココ重要)なのと、花宮さんが意外と積極的なのが逆に良かったと思われます。【図書館】

2021/06/30

モモ

大学生の初々しい恋愛話のようだが、彼女は過去に性犯罪の被害にあっていて、その葛藤と克服の話。被害にあった娘の様子がおかしいことに母親がすぐに気が付き、適切な行動を取ってもらったのが良かったが、そうでない場合のことを思うと苦しく思う。作者のあとがきにあったが「心の傷」「傷が消えない」と決めつけるような言葉は、被害者をさらに苦しめる呪いの言葉になる。この話に出てくる笹川くんは『ぼくの嘘』の笹川くんなんだそう。また読みかえしたくなった。

2021/06/06

感想・レビューをもっと見る