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生きる力 引き算の縁と足し算の縁

生きる力 引き算の縁と足し算の縁

生きる力 引き算の縁と足し算の縁

作家
笠井信輔
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-11-20
ISBN
9784041099995
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「生きる力 引き算の縁と足し算の縁」のおすすめレビュー

フジテレビ元アナの笠井信輔さんががんと闘いながら生きる力を得た「引き算の縁」から「足し算の縁」への切り替え法

『生きる力 引き算の縁と足し算の縁』(笠井信輔/KADOKAWA)

 フジテレビ元アナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍する笠井信輔さん。朝の情報番組『とくダネ!』に出演していた、といえば「そうだ! あの人だ!」となる読者が多いのではないか。

 2018年、笠井さんは55歳にしてフリーになる決断をする。そして2019年9月、フジテレビを退社。フリーアナウンサーとなり、第2の仕事人生をスタートさせた。

 …はずだった。この頃、笠井さんには心配事があった。どうも体調が思わしくない。頻尿なのにお腹に力を入れないと尿が出ない「排尿障害」があった。

 病院に通ったが、どんどん悪化していき、さらには激しい腰痛も発症。そればかりか、外出中に失禁しておむつを購入して着用したり、夜中に痛みのために家族が心配するほど呻いたり、尋常ではない生活を余儀なくされた。診断は前立せん肥大だったが、薬を飲んでも一向に良くならず、病状は悪化の一途をたどる。

 2カ月後の2019年11月、何度も検査を重ねた結果…ついに悪性リンパ腫という「血液のがん」であることが発覚する。全身にが…

2020/12/28

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生きる力 引き算の縁と足し算の縁 / 感想・レビュー

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Nazolove

とくダネで軽部さんのファン、みたいな感じで観ていたのだが、フリーになり突然ガン、なんてかわいそうな印象で観ていた。 やっぱりアナウンサーなせいか事細かに書かれたエッセイだな、というのが率直な感想であった。 こういった病気になったり自分が危険にさらされたりしたときに家族と仲良かったか、いかに自分の子供にものを教えられているか、というのが大事だなー、なんて思った。そして笠井さん爽やかな印象のわりに家庭を省みてなかったようなので、自分は家庭を省みられる親になろうと思った。これからまた活躍をお祈りしてます!

2020/12/06

*+:。.もも.。:+*

退職した2ヶ月後にガン告知。会社を辞めちゃったのにどうするんだっ⁉って他人ながら思った。ただ、辛い苦しいだけでなく今まで報道してきた震災や事件を絡めて書いてあるので気持ちが重くならずに読めた。ワガママ患者になっちゃいけないけど「全て先生にお任せします」もいけないというのは強く感じた。家族がガンに罹ったとき、我が家は良い子ちゃん過ぎたなぁと今更ながら思う。医師も看護師も一緒に戦うチームなんだからこちらの要望も伝えても良い。あと「頑張って」ではなく「頑張りましたね」の声掛けは負担にならず素晴らしいと思った。

2021/02/11

ゆかたん

人が変わったんじゃなくて、自分がかわったんだなぁ。

2021/01/17

kikupika

フジテレビアナウンサーでがんになった方だというのは知っていたのだけど、こんな書籍が出ていたのは全く知らず、たまたま図書館で目について読んでみました。病気の経験というのは、つらく苦しく痛い思いと同時に、本当に人を成長させるものなのだなあとあらためて思うのでした。入院していている最中は不安と痛みに押しつぶされそうになるのはとてもよくわかる。でも笠井さんは医療関係者、素敵な家族とSNS読者にめぐまれて本当によかった。人生にとっての「引き算」であるがんとの関わりをどう「足し算」にできるか、人間が問われるなあ。

2022/01/12

まこ

悪性リンパ腫の発見から完全寛解までのストーリー。 やはり早期発見は難しいのだと思いました。 セカンドオピニオンを受け、その先生が主治医となられますが、もし、私たちだったら、セカンドオピニオン、サードオピニオンと進めるんだろうか? がんになる確率は50%と言われる今、、、、。 全身のどこに出来てもおかしくない。 やはりいろんな意味で運命なんだと思う。

2021/03/02

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