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都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21)

都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21)

都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21)

作家
速水健朗
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-08-10
ISBN
9784041103074
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都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21) / 感想・レビュー

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おいしゃん

ショッピングセンター論であるが、映画で描かれる街やディズニーも交えた面白い街づくり本。

2018/05/13

メタボン

☆☆☆ ショッピングモールをめぐり、ウォルトディズニー、映画「ゾンビ」「ターミネーター」「カーズ」「シザーハンズ」や、ラスベガスにまで言及した、視野の広い論説。ドバイやシンガポールはわかるとしても、クアラルンプールがショッピングモールの先進地とは知らなかった。ショッピングモールが今や観光の一大目的となっているのも、うべなるかな。

2016/02/05

よしよしニャンコ

都市のショッピングモール化は、地価の要請と収益性のニーズからそうさせられたもの、公共の部分に民間の市場原理を導入した結果であるという視点は新鮮だった。スカイツリー界隈のソラマチがなどいろいろダサい、時代遅れだという批判を耳にすることもあるけど、グローバルな範囲での観光客の集客という視点から、地価の要請と収益性のニーズに即させた結果だったんだね。/私は、ショッピングモールが好きだけど、もう少し地場産業がテナントに入らないと、地元に税収が入らないんじゃないかなとは思うことはある。

2022/01/10

しゅん

ショッピングモールを都市開発論として読み解き、都市設計者としてのウォルト・ディズニーに着目する文章は読み応え十分で、今の日本人ほぼ全てに関係のある話が繰り広げられている。商店街衰退とショッピングモール台頭の関係を詳しく調べ、実際にそこに因果関係が存在せず、全く別の要因がそれぞれにあることを指摘する点など、鋭い論点も沢山転がっている。誰が読んでも益のある一冊。

2018/06/01

サイバーパンツ

アメリカとの比較や消費社会も絡めつつ、ショッピングモールの歴史と思想を語った都市論。中でも、ディズニーのくだりが面白かった。『トイストーリー』が西武開拓と宇宙開拓の二つのナラティブを表していたり、『カーズ』が古き良きアメリカの象徴であるハイウェイのルート66へのノスタルジーをモチーフにしてたりと上手くアメリカ社会への暗喩を織り込んでいる所に感心させられた。今公開中のズートピアもアメリカ社会への風刺に満ちているらしいし、娯楽作品の枠を超えて自国のナラティブを易々と語ってしまうディズニー・ピクサーはすごい。

2016/06/01

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