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これで暮らす

これで暮らす

これで暮らす

作家
群ようこ
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-02-19
ISBN
9784041108529
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これで暮らす / 感想・レビュー

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mukimi

特別なメッセージ性があるわけでも、作者がハイセンスの高額なものを好んでいるわけでもない、雑誌みたいにあれもこれも気になって物欲が溢れ出すこともない、ただ、初めて一人暮らしした20代からいろんなものを使ってきたけど結局これに落ち着いた、という物たちとそのエピソードが淡々と綴られる。キズパワーパッドから昭和の本棚まで。背伸びしなくてもいいから等身大の日常にしっくり馴染む物たちを大切に使うことの気持ち良さを感じる。難しいことを考えずに気になる項から読めるし頭が疲れた日にゆるゆると読書するのに最適な本だった。

2023/10/06

布遊

群さんの暮らしでのこだわりについて、書かれている。同年代なので、共感することが多い。断捨離・エコへの思い・手作り好き等・・(群さんは編み物)ステーショナリーや食器好きなのに、断捨離に目覚めると葛藤が多い。便せん封筒等は、溜めすぎなのに捨てられないところは一緒。私もプラスチックのものは、なるべく使わないようにしているが・・メラミンスポンジや、化繊衣料の洗濯時に出る繊維くずの海洋汚染まで、考えているとは!快適な睡眠のための枕探し、かなり追及している。こだわりの多い人ですね。

2021/04/21

ぶんこ

還暦を迎える前ごろまでは、群さんの本が好きだったのですが、お母様や弟さんに対する記述を読むのが辛くなってやめていました。それを忘れて借りてしまいました。最初の頃は普通に読み進められたのですが、やっぱりご家族のことが書かれていると拒否反応が出てしまい、後半途中でギブアップ。還暦前後はまだ体力もありますが、そのうちに重い物、手間と時間がかかる料理が辛くなり、便利家電に頼り、軽くて壊れにくい食器になっていく・・・のが我が家でした。群さん宅ではどうなるのでしょうか。

2021/07/15

ヒデミン@もも

とにかく後藤美月さんの装画・挿画がいい。群ようこさんも歳を重ねられたのね。昭和の本棚。私も父親の本棚から夏目漱石全集とか取り出して読んでたなぁとか、共感できるところもできないところもあった。食器減らさないと。

2021/09/14

そら

後期高齢者の母親が読みたいと、借りてきた本。小説は未読だが、家の中にある身近な"物"についてのエッセイ集。今まで読んだエッセイだと作家さんの性質から人や旅、食に関するエッセイが多かったが、物に対するエッセイもなかなか面白かった。炊飯器や毛糸、バンドエイドなどある意味マニアックな商品レビューのようだった。老猫とうなぎの話がほっこりした。ペットを飼う身としてはわかるわかると共感。

2021/04/30

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