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砂の家 (角川文庫)

砂の家 (角川文庫)

砂の家 (角川文庫)

作家
堂場瞬一
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-02-25
ISBN
9784041108857
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砂の家 (角川文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

これは刑事ものではなく、ある意味父親とその息子の関係を絡めた物語と言えましょう。解説では松本清張の「砂の器」を引き合いに出されていますがたしかにそのような部分があります。鳴沢了シリーズにも父との葛藤がありますが堂場さんはこのような設定が好きなのでしょうかね。父親が一家心中をしようとしたものの主人公とその弟が生き残り、その後父親が出所して主人公の勤めている会社の問題に巻き込まれていきます。そこに弟や父親が関連します。

2021/03/24

えみ

自分を信用していない男が掴んだ日常は脆く、いとも容易く崩れ去る。それを望んでいたか?それを当たり前のように受け入れていないか?自分の幸せな人生は偽り以外なにものでもない。そう思っているのでは?終始胸焼けするほど悲観的なその感情。不幸からの脱却は哀しきかな、イコール幸福とはならない。しかし、それもこれも彼の過去、家族を知れば誰もが納得してしまうだろう。父親が人殺し。こんな絶望が他にあるだろうか。10歳で不条理な世に放り出された彼を救った“家族”。恩義の果てで歪みだした砂の家はやがて崩壊してしまうのか。絶望。

2021/03/08

坂城 弥生

悪事を許せない潔癖さだけではないのが人間らしかった。

2021/09/16

優希

殺人犯の父のために辛い日々を過ごしてきた健人。必死で忘れてきたことを思い出してしまうきっかけに立ちあったとき、犯罪者の家族はどう思うのか考えてしまいました。また、同時に竹内の秘密を暴くメール。息子のように信頼されている健人は解決策を求められます。健人にとって重い出来事が立て続けに起きるんですね。どこで間違った世界へと誘われるのでしょう。人生の歯車がかち合うことを願うばかりの気持ちで読みました。

2023/08/21

ぽろん

父親による無理心中から、生き残った息子二人。1人は、必死で他人の白い目からも立ち向かい、まっすぐに生きてきたはずなのに、、、。重い話でした。

2021/04/24

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