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天翔ける (角川文庫)

天翔ける (角川文庫)

天翔ける (角川文庫)

作家
葉室麟
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-02-25
ISBN
9784041108949
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天翔ける (角川文庫) / 感想・レビュー

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あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

幕末から明治維新に至る正に沸騰した時代の流れの中にあって、越前福井藩主松平春嶽らの静かではあるが、そんな中にも確たる信念が心に沁みる。幕末を描いた作品は数多あれど、葉室さんの知識に裏打ちされ、「私」が根底にある権謀術策ではなく、「公」のためとした時代の英傑たちの清廉な気概が心地よい。時代の転換点、難しい時期であったのだろう。それまでの歴史を振り返れば…ラストの春嶽と西郷の対峙の場面はしんとして切ないまでに美しい。巻末の朝井まかてさんの解説を読んで、改めて落涙。いい作品でした。

2022/06/25

kawa

松平春嶽を通して見る幕末の動き、他作品で得た知識にまた一層の立体感を綾どり興味深い。志半ばで倒れた橋本佐内、横井小楠そして龍馬、多くの若者の死屍累々の犠牲のなかで近代日本がスタ-ト。葉室氏らしい人間としての生き様を貫くようなドラマはないのだが、この時代はすでにそんなことを描く必要すらない熱い時代だったのだろうと想像。

2021/04/23

てつのすけ

幕末から明治維新にかけては、興味があるが、複雑すぎてよくわからない。しかし、この作品を読み、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟といった、歴史の授業で習った人達が、その時代に、どのような役割を担っていたのかを、少しは垣間見ることができた。

2021/10/11

さこちゃん

明治維新物では脇役で描かれがちな松平春嶽。実は歴史を大きく動かした中心人物だった。ただ、表に出たり裏に回ったりしているうちに、いい所は派手な人達に持っていかれた感。「龍馬伝」「西郷どん」「青天を衝け」の色んなシーンが思い出され、ドラマの人物像はだいたい合ってることがわかる楽しい読書でした。

2021/03/28

てぃと

松平春嶽の目線で描かれた幕末歴史小説。幕末を描いた作品だけあって、随所で数々の大河ドラマの名場面が頭の中に浮かんできて楽しめました。そして、春嶽は幕府、新政府双方で要職についた稀有な人物だけに、幕末モノの主人公には相応しいのだな~と今回改めて感じました。「天翔けるものとは、若いころ国を守ろうとした志」という最後に出てくる言葉に共感。武士の時代が終わった意義を考えさせてくれました。

2021/04/06

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