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私の頭が正常であったなら (角川文庫)

私の頭が正常であったなら (角川文庫)

私の頭が正常であったなら (角川文庫)

作家
山白朝子
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-01-22
ISBN
9784041109045
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ジャンル

私の頭が正常であったなら (角川文庫) / 感想・レビュー

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momi

この作品はホラーとひとくくりにすることが勿体ない作品で「喪失」をテーマに描かれていて、とても切なく雰囲気ある作品です!!他人を責め、自分を責め、失った人を責める思い…その感情を受け入れることは難しいことで…そこから生まれてくる感情が自分の中に狂気を呼びこんでしまう…その結果…生まれてくるもの…。恐ろしいけれど切ない物語!!とても良かったです◎

2021/01/28

星野流人

この短編集、凄いです。8編収録されていて、その全てが胸に迫る切なさや哀しみを内包していて、読み終えたあとしばらく呆然としてしまうほどの衝撃がありました。胸を裂くような哀しみの中にも、ぽっと希望の残る作品も多いのが印象的です。元々山白さんはダークな雰囲気の中で切なさを描き出すのが得意な方でしたが、この本の収録作品は特にそれが際立っていたなと。「子どもを沈める」はかつていじめにより殺してしまった少女と顔立ちの似た子どもが産まれてくるホラー作品で、主人公の精神を蝕む恐ろしさが際立っていました。

2021/01/26

Kazuko Ohta

グロい描写も多いのに下品じゃない。品があって魅入られる。乙一の作品を読むと一貫して感じること。いつのまにか憑いた幽霊、首がないのに生き続ける鶏。最初から気味の悪い話の連続なのに、心を捉えられます。そして最後の最後にグッと来る一文が待ち受けている話もいくつか。そのたびに乙一すげぇと思うのでした。「私の頭が正常であったなら」に続くのは「良かったのに」だと思いませんか。残念ながら「不幸なこと」に続くのですけれど、でもやっぱり正常でよかった。幼くして亡くなった命に想いを馳せる。人はこんなふうに生きてゆくんだなぁ。

2021/02/03

NAOAMI

人間の業や性がよほど恐ろしい。深い悲しみが生む奇異な現象やありえない事柄は、登場人物達ににスルッと入り込み、彼らにとってのファンタジーと化す。そこからの展開に恐怖を感じたり読み手をザワつかせるが、結末にはなぜかホッとしてしまうシーンや、さらに暗闇に踏み出すようなオチも並ぶ。過酷な喪失によって傷つけられた人間の醜い脆さ、そこに寄り添う摩訶不思議が優しく感じられもする。8つの短編の七不思議・七変化。様々な読後感が得られる。書き下ろし最終章が各物語を包容する感じ、各章のラストを再び咀嚼し思いを巡らせたい仕掛け。

2021/02/14

Kei

切なさの名手とだけあって、 どの話もぐぅっ…ってなります。 めちゃくちゃ面白い。

2021/02/03

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