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君たちは今が世界 (角川文庫)

君たちは今が世界 (角川文庫)

君たちは今が世界 (角川文庫)

作家
朝比奈あすか
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-07-16
ISBN
9784041111529
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君たちは今が世界 (角川文庫) / 感想・レビュー

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kei302

KUでレンタル。文庫化でほのか篇が追加されているが、まっすう先生の話で終わる方が感動が深かったのになあと、ちょぴり残念な気分。順番変えた方がいいよ。公立小学校の6年生の心情や人間関係がリアル。入試問題に多く引用されるのにも納得。

2023/02/23

モモ

文庫書き下ろし特別篇があるため再読。ずっと、みんなに優しいのに軽んじられていた、ほのかが主人公。擦り切れた水着などの理由が分かる家族の状態。一人で背負っているものが子どもなのに重すぎる。でも、救いを見つけ、一歩一歩進んでいく姿に希望を感じる。やはり、この話は好き。

2023/06/23

エドワード

小学生のクラス、それは大人の社会の鏡だ。だが彼らは意地悪や茶化しや悪戯が大好きだ。騒ぎ始めたら止まらない。サブタイトル「みんなといたいみんな」「こんなものは、全部通り過ぎる」が強い同調圧力を表していて心が痛い。あまりにひどい悪戯に、先生は「皆さんは、どうせたいした大人にはなれない。」と言い放つ。先生に同情するが、生徒にも同情する。大人になり、先生になった女子は振り返る。「それでも近づく余地は残されている、という意味だったのではないか」と。子供たちは家庭環境も性格も千差万別だ。教育者は本当に聖職だと思う。

2022/01/20

おかだ

何目線で読むかってやっぱ親目線になってしまって。しんどー。自分の子供が今こんな狭い世界で生きていくしかないと思うと胸が苦しくなる。まあ、自分も多かれ少なかれ通ってきた道なので、通過儀礼というか、仕方がないのだろうけども。この残酷な世界をなるべく穏便に通り過ぎる為の知恵とか、処世術を教えてあげられたらいいのだけど、まあこの位の歳の子は親の有難い忠告なんて聞かないから。この本を捧げたい。自分はどうか、自分ならどう感じるか、考えながら読んで欲しいな。子供にオススメ度★★★★

2023/02/19

タルシル📖ヨムノスキー

色々な物事が低年齢化していると言われて久しいですが、思春期といえば中学生というイメージだった私にとってこの物語は衝撃的でした。大人に片足を突っ込んでいる女子、まだまだ幼いバカ男子。彼らの世界はとにかく広くて狭くて、深くて浅くて、鋭くて鈍い。そしてタイトル通り「今がすべて」。学級崩壊、偏見や差別。これらは子供たちが生まれながらに持っていることではないから、やっぱり親や教師など、身近な大人の影響が大きいんだろう。なんて書いている自分も大した親ではなかったけれど。ずっと手元に置きたい大切な物語が一冊増えました。

2023/07/18

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