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八号古墳に消えて (角川文庫)

八号古墳に消えて (角川文庫)

八号古墳に消えて (角川文庫)

作家
黒川博行
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-10-21
ISBN
9784041112397
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八号古墳に消えて (角川文庫) / 感想・レビュー

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Walhalla

大阪府警シリーズの4作目です。主役の二人組刑事、通称『黒マメコンビ』の登場としては第3弾となりますが、いつもの大阪弁での掛け合いが面白すぎます。これはもう、芸と呼べるレベルですね。殺人事件の捜査中でありながら、ちょいちょいサボる様子も憎めません。真面目なのか不真面目なのか、でも行動力の高さと勘の良さは一流の刑事ですよね。 今回は、考古学界の古い確執や古墳発掘現場の掟など、普段はあまり知ることのない部分に触れる機会にもなって良かったです。

2022/04/22

ミーコ

文庫本の新刊…と図書館で借りました。なんと30年前の作品でした(笑) 推理もさる事ながらクロマメコンビの会話が面白い。マメちゃん、とぼけた感じなのに頭が回る ギャップに笑えます。「私」こと黒木さんは冴えないまんま(笑)

2021/12/18

ピロ麻呂

安定の黒川博行作品✨大阪府警刑事コンビの掛け合いが笑える😊本当に漫才のよう。ミステリーとしても本作はシンプルで読みやすかった。

2021/11/17

くろにゃんこ

黒まめコンビが今回も奮闘します。マメちゃん頭いいなぁ。古墳の発掘・・・地道な作業ながら宝探しのようなワクワクさロマンだなぁとは言ってられない事件ですが(-_-;)やはりそこには教授からの人間関係がどろどろと・・・最後の「女なんて、そんなもんでしょ」に腹が立った(-"-)

2022/06/02

そーいち

黒川作品初期の大阪を舞台にした本格警察小説。複雑に絡み合った謎を2人のやり取りを通しながら解き解いていく。実は本格ミステリに通ずる「トライ&エラー」をしているのだが、くだらない会話も多いのでそれが見え隠れしているのが大変に可笑しい。本作は初期のレギュラー、クロさんマメちゃんの「クロマメ」コンビが活躍する作品で関西の遺跡発掘に対する闇を十分に描き出している。これも同じだが発生する事件は陰惨で犯人もかなり残虐なのだが、テンポがよくてサクサク読める。ラストのクロさんが犯人にかけるコメントがしびれる。

2024/03/18

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