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でえれえ、やっちもねえ (角川ホラー文庫)

でえれえ、やっちもねえ (角川ホラー文庫)

でえれえ、やっちもねえ (角川ホラー文庫)

作家
岩井志麻子
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-06-15
ISBN
9784041113196
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でえれえ、やっちもねえ (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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みっちゃん

この表紙の女、明らかに尋常ではない。それに岡山弁のこのタイトルが重なるとさらに凄味を増すような。あの『ぼっけえ、きょうてえ』に比べるとホラー感は薄いように感じるけれど、たっぷりと水気を含んでねっとりと濃ゆい。息苦しくなるような。事の真相も、これからどんな結末が待っているのかもはっきりしないけど、明らかに嫌な予感しかない4つのラスト。人ならざる怪異よりも、生きてそこに実体のある人間の方がよっぽど恐ろしい。そう実感できる。

2021/06/29

KAZOO

久しぶりに岩井さんの本を読みました。「ぼっけえ、きょうてえ」と同じような部類の本かと思いましたがそれほど怖さはありませんでした。岡山弁がおどろしさをより効果的似させています。短い短編ですが中身が濃く江戸川乱歩の作品を思い浮かべました。

2021/09/25

海猫

4編収録の怪異譚短編集。それぞれに江戸、明治、大正、昭和、と異なる時代が舞台。作品も岡山という土地柄や岡山弁が効果的に使われており、語りで読ませる。土着的で妖しい雰囲気が漂う。怖かったという意味では最初の「穴掘酒」が白眉。書簡形式で進み狂ったものが見えてくるが、活字が太くなるところで寒気が走る。表題作は全体的に薄気味悪く、話の落とし方が不安になる。必ずしも文章の効果が恐怖だけではないのが「大彗星愈々接近」。ユーモラスな味が濃い。最後の「カユ・アピアピ」は後半になるにつれ、どんどん幻想的になり悪夢感が強し。

2022/08/24

タイ子

でえれえ、やっちもねえ。この作品だと「とても、悪い」「とんでもない」みたいな意味かな。江戸時代から昭和まで何とも不思議な、でも面白い4つの短編集。元囚人の女性が好きな男性に送る書簡集。この手紙どこまで続くのか、最後の恋文が…。コレラが流行する岡山で出征した夫が何故か目の前に。女は妊娠、生まれた子供は…ぎゃっ!13歳の時失踪した女性がハレー彗星で世間が騒いでいる時に57年ぶりに帰ってきた。今までなにしとったん?浦島花子か?!岡山の有名人を登場させて虚実入り混じりの妖しい物語集でございました。

2021/07/10

H!deking

おー、これこれ、こういうのが読みたかったんです。志麻子ねえさんのきょうてえ短編集。全部面白かったけど、最後の話のオチが好みでした。まだレビュー少ないのでこの辺にします。おすすめ!

2021/06/16

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