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ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルー (角川文庫)

作家
山本文緒
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-05-21
ISBN
9784041113943
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ブルーもしくはブルー (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mihya

すぐに引き込まれて一気読み。 人生の岐路でもう一方を選んでいたら…って、いやもう突っ込み所ありまくりの2人の蒼子。30年前だからじゃなく、世界狭すぎ、価値観偏りすぎ。イライラする。感情移入はできないが、まあそういう人もいるだろうと思うし、結局は面白かった。 自分の人生で他方を選んでいたら…を考えると、ドッペルゲンガー発生しまくりでmihya Zくらいになりそう。カラオケのパーティルーム貸し切りだね。(多分誰もカラオケしない)

2022/10/27

★Masako★

★★★★☆ 山本文緒さん初読み♪突然目の前に自分そっくりの女性が現れたら。その女性は自分と同じ名前で、悩んだ末に選ばなかった男性と幸せそうに暮らしていたら。ドッペルゲンガーを扱った、ちょっと怖くて考えさせられる作品だった。夫婦愛は冷めきっているがお金があり自由に生きている蒼子と、束縛されながらも夫に愛され慎ましい生活を送っているもう一人の蒼子。1ヶ月だけ生活を交換してみることにしたのだが…。後半の展開は、緊張感もあって一気読み。相手のせいばかりにせず、自分を見返り幸せになる努力をすることが大事かな♪

2023/04/11

夜長月🌙

この作品を読むと自分の人生の岐路について考えてしまいます。もし、自分がもう一つの方の選択をしていたら。さらにおもしろいのはその別な選択をした自分が別の人生を生きていて、その人とこっそり入れ替わってみるというストーリーである所です。その時、何が起こるでしょう。さて、人生最大の岐路は何でしょう。もちろん、ひとそれぞれ異なります。結婚、就職、もしかしたら読書メーターとの出会いかもしれません。読書メーターの無い世界線を生きていたら今、どうなっていたでしょう。その世界線のもう一人の私とは入れ替わりたくありません。

2022/08/13

キンモクセイ

自分と瓜二つの人に出会ったことありますか?都内の高級マンションで暮らす蒼子は夫婦関係が完全に冷えきっている夫がいて遊びで付き合っている恋人とは終わりにしようかと考えていた。偶然寄った博多で過去の恋人である河見を見かける。彼の横にいるのは自分とそっくりな女性、もう1人の蒼子だった。名前も顔も同じなのに2人の蒼子の人生は全く違っていた。お互いに今の生活に満足していなくて1ヶ月間だけ入れ替わって生活をすることになる。結局今の自分から逃げ出しても何も解決しないのかもしれない。

2021/08/20

セシルの夕陽

何かを選択する場面は日常に溢れている。そんな中で、人生の岐路の大選択は1、2度あるかないかでは? 蒼子は満たされない結婚生活を送っていた。選ばなかった男性との人生の方が、幸せになっていたのではないか⁈ そんな強い思いが引き寄せたように、もう1人の自分に遭遇する。もしあの時…と過去を振り返る人は多いに違いない。私も然り(≧∀≦) 幸せな想像と妄想に浸っているだけのほうが正解のようだ。初版は1996年、モラハラやDV、ネグレクト…大きく改善されていないことが悲しい。2021年新装版、解説:柚木麻子氏。

2022/10/28

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