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カナコと加奈子のやり直し (角川文庫)

カナコと加奈子のやり直し (角川文庫)

カナコと加奈子のやり直し (角川文庫)

作家
額賀澪
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-09-18
ISBN
9784041115114
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ジャンル

カナコと加奈子のやり直し (角川文庫) / 感想・レビュー

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綾@新潮部

単行本『イシイカナコが笑うなら』の改題文庫。母校に高校教師として赴任してきた菅野は、同級生で自殺したイシイカナコの幽霊と出会う。最初はコミカルに高校時代に戻されるが、菅野ではなく他の同級生の体に入ってしまう。カナコのミスで違う人を転々とする菅野の慌てふためき方が笑える。失敗はやり直しできない、でも失敗が許されないわけじゃない。深い~。

2021/10/28

よっち

いい先生として同僚にも羨望の眼差しを送られる教師・菅野。醒めた内心と虚像のギャップに苦しむ彼の前に、かつて自殺した同級生の幽霊・イシイカナコが現れる物語。イシイカナコから持ちかけられる「人生やり直し事業」と二人で飛ぶ17歳の自分が生きる時間軸。そこでまさかの同級生と入れ替わって、生前の石井加奈子や高校時代の自分と関わってゆく展開はなかなか面白いアプローチで、ほろ苦い真実に葛藤しながらも逃げずに向き合ったそのありようと、人生は失敗が許されないわけではない、というこの物語のテーマがとても印象的な物語でしたね。

2021/09/22

ツバサ

人生、失敗したり後悔したりして後に引きずることもあるかもしれないが、やり直すことが出来る。というメッセージ性がある作品でした。失敗が悪いのではなく、そこから学べばいい。過去に戻るシチュエーションは特殊だったり、根本的な石井加奈子の死の原因周りは不意を突かれました。

2021/09/22

なみ

高校教師の菅野は、高3で自殺した同級生の幽霊に遭遇し、人生やり直し事業へ参加させられる。 過去に戻り、何かを変えようともがく菅野の姿に、笑ったり涙ぐんだりしながら読みました。 "「やり直しなんてできないけど、失敗が許されないわけじゃないんだ」"

2021/10/04

七彩 -nanase-

初めて帯買いした本。帯の人物は推しの文学YouTuberベルさん❤先が気になって読み進めて、気が付いたら読み終えてた。普段ファンタジー要素のある小説は読まないので、アニメのような設定が新鮮だった。所々、キャリアビジョンを描いて入社したにも関わらず、ことごとく裏切られて潰れて退職した前職の自分と重なった。色んな人の魂に飛べるって大変そうだけど楽しそう。でも私は私のままでいたいな。私の人生は誰にも渡したくない。やり直したい過去は、勉強を真面目にやればよかった事ぐらい?(笑)でも全てベストに進んでるから大丈夫。

2021/10/18

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