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子供は怖い夢を見る

子供は怖い夢を見る

子供は怖い夢を見る

作家
宇佐美まこと
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-09-29
ISBN
9784041115527
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子供は怖い夢を見る / 感想・レビュー

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starbro

宇佐美 まことは、新作中心に読んでいる作家です。 新興宗教+ネグレクト的な話かと思いきや、著者版妖怪人間ベム、1700年のファンタジーミステリの秀作でした。 それにしても、この環境下で航&満里奈は真っ直ぐ育っています。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000635/

2021/10/19

しんたろー

宇佐美さんの新作は、これまでの作品にはなかったテイストの現実感が強い物語とファンタジーが交錯する面白い創り…不幸な生い立ちの主人公・航が足掻きながら生きている姿を応援しつつ、異能の一族の切ない歴史に想いを馳せた。今のコロナ禍を違った形で描いて、感染症に右往左往する人間の愚かさを盛り込みながら、ハラハラさせる展開も巧い。説教臭くなく家族の在り方を考えさせてくれて、エンタメとして充分に楽しめる出来で、最後も綺麗に〆ているので読後感も好く、著者の幅の広さを実感…近年は期待を裏切らない作品が多く、脂が乗っている。

2021/11/17

nobby

「こいつが怖い夢を見ないで済むようにな」もう全て分かって読む史上最大級のズルで悲哀いっぺんに吹き飛ばすラストがいい!夢にうなされては思い出される過去…それは新興宗教に虐めに動物虐待など壮絶極めるばかり…母や周囲に憎悪ばかり重ねる中での不可思議な家族との邂逅に求める救い…それが中盤での偶然ともいえる再会から、意味深で驚愕な物語の変貌にのめり込んだ!コロナならぬタルバガン・ウィルスとか気になるワードはたくさんあれど、その回収には度肝を抜かれた…家族や仲間、様々に交錯した愛情や憎しみが導かれた明るい未来に安堵♬

2021/11/14

のぶ

いろんな要素が含まれたミステリーだった。主人公は航。母親の江里子は新興宗教に入団し、教会から学校へ通う毎日。それが原因で、苛めにも遭い厳しい毎日を送っていた。そして航には妹の満里奈がいた。そんな満里奈が教会で死んでしまう。22年後、航はガオという青年実業家と知り合う。あるきっかけでガオのオフィスを訪れた航は、亡くなったはずの満里奈を見かける。いったいどういう事なのか?本筋に並行して、新型のウィルスの話やら、1700年前に起きた魔族の事件が複雑に絡み合う。前半部は面白かったが、結末には不満が残った。

2021/10/17

いつでも母さん

ホラーミステリーの文字にちょっと怯むが、宇佐美さんだもの、読まずにいられない。千七百年という時間とか、魔族とか、不思議な力に未知なるウィルス・・正直言って苦手ではあるけれど、家族愛と友情を絡めていつの間にか私の意識は航の傍にあって、切なかった。そしてのラストにグッと来た。ガオ・・ありがとう。

2021/10/25

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