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コミュ障探偵の地味すぎる事件簿 (角川文庫)

コミュ障探偵の地味すぎる事件簿 (角川文庫)

コミュ障探偵の地味すぎる事件簿 (角川文庫)

作家
似鳥鶏
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-12-21
ISBN
9784041116289
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コミュ障探偵の地味すぎる事件簿 (角川文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

5話の連作。相変わらずの千葉愛。そして独特の註付き。これが似鳥さんスタイルなんですね。コミュ障探偵である藤村くんは新入学生でね。大学の仲間(?)の内で広げられるちょっとした出来事に、状況を組み立てて、真相を見抜くってスタイルですね。儂、人見知りはしたけど、コミュ障では無いから。コミュ障の方、色々大変だねー。って他人事として見てますけど、時折り共感する事があって辛い。嫌、スタバやサブウェイを避けるのは、コミュニケーションが取れないからでは無いからね。注文の手数が多いのが億劫なだけだから(焦。「全部普通で」

2024/03/12

えみ

コミュ障のあれこれに心当たりあり過ぎて「これ私がモデルか?」と訝しんだほど。人と上手くコミュニケーションは取れないが、探偵としての才能は人一倍備わっている男子大学生・藤村京。彼が日常生活で巻き込まれる些細な事件を解決していく青春ミステリ。5篇収録の連作短編集で、様々な場面でコミュ障である不便さが詳細に描かれている。多かれ少なかれ誰でも当てはまるような症状は、日常のポップな謎とコラボして深刻にならずクスッと笑える。理解ある友人がいれば何も怖くない。コミュ障だって主張を持って生きている!!コミュ障探偵大活躍!

2021/12/30

mihya

いきなり『バグったAlexaか今際の際のHAL9000』がツボってしまい、終始ニヤニヤしっぱなしで読んだ。(改めて書くと、何故ツボったのかよく分からないけど) コミュ障の藤村君と仲間たち。分かる!その気持ち分かるぞ!って感じだった。里中君がなかなか良い奴。彼と再会したことで藤村君の学生生活が豊かになって本当に良かった。 あとがきの『音の引力係数』、メインクーン(猫)もメイクイーン(芋)に引っ張られてるよね。 あと、オオグチボヤをググって、怖くなった。

2022/12/09

kei302

推理はできるけど、会話はできない藤村京。初読では見過ごしていたが、社会的に形成された人々の意識に起因する差別や安易な情報拡散に対して著者が警鐘を発している。地味すぎる事件かもしれないが、事件未満の個人のちょっとした悪意も犯罪に繋がるかもしれないのです。2019年10月発売の『目を見て話せない』2021年12月文庫化改題。KindleUnlimited

2023/05/02

大阪魂

またまた似鳥さんに面白い本読ませてもろたー!国立大学法学部一回生の藤村京くん=自称「コミュ障」が主人公の日常の謎系ミステリー5話の連作短編集!人からどう見られるかむっちゃ気になりすぎて、人とよーしゃべられへん藤村くんなんやけど、これ普通にあるあるやんねー!新クラスの自己紹介んときなんか、みんなしゃべりの天才やん!っておもてたもん!そんな藤村くんが天才女子・加越さん、社交的な里中くん、空手女子・皆木さんと一緒にいろんな事件を解決!途中あまりのうじうじぶりにイラッてしたりしたけど最後はすっきり!ぜひ続編希望!

2022/10/23

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