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平安ガールフレンズ (角川文庫)

平安ガールフレンズ (角川文庫)

平安ガールフレンズ (角川文庫)

作家
酒井順子
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-12-21
ISBN
9784041116395
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平安ガールフレンズ (角川文庫) / 感想・レビュー

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びっぐすとん

酒井さんのこの手の本が好き。清少納言は承認欲求の強い女、紫式部は拗らせ女子、道綱母は空気読めない女、孝標女は夢見る中二病、和泉式部は好奇心旺盛な恋愛体質。なるほどねえ、こんなクラスメートいそうだわ。使うツールや生活事情は違っても、働く女やシングルマザーの苦労、老後の不安の問題は今も全く変わらない。今なら清少納言はSNSで発信しまくりだろうし、孝標女は「なろう小説」書くだろうし、道綱母は「あの女、死ね」とか書いて炎上しそう。和泉式部はカリスマキャバ嬢かな。紫式部は直木賞作家で1000年前と変わらないかも。

2022/01/03

もかを

年越し本。平安期女流作家たちの作品を通して彼女たちの為人を探る内容なのだが、清少納言が今でいう「陽キャ」すぎた。勝手に奥ゆかしい感じの人をイメージしていたからギャップが・・・。自己顕示欲爆発の結果生まれたものが枕草子となると少し読み方も変わるなぁ笑あの時代は何をするにつけてもどこに行くにも和歌を詠むことがついてまわり、「センスのある歌を詠む」って今でいう「映えるエモい写真」が撮れるかみたいな感じだったのかな。そう考えると時代とともに手段は変われど、承認欲求とか自己顕示欲とかってものは不変のものなんですね。

2023/01/02

☆kubo

紫式部、清少納言に関する本は読んだことあるけど、藤原道綱母、菅原孝標女、和泉式部についてはほとんど知らなかったので、興味深く読めた。特に菅原孝標女はかなりオタクっぽく描かれていて、物語を貪欲に求める姿や、著書とされる「浜松中納言物語」の現代でもあるあるの夢ストーリーに、時代を超えても共感できるとこあって面白かった。

2022/08/10

りんりん

清少納言、紫式部、道綱母、孝標娘、和泉式部について人物像を、友達にするならという視点で書いたエッセイ。少納言や和泉式部について述べたものは多いが、孝標の娘についての視点は今の時代ならではこそで新鮮だったかな。

2021/12/30

キャラメルベイベー@道北民

友達になるなら、確かに清少納言かも。しかし、あんまりあけすけに自慢されると、紫式部みたいな批判したくなるのも、納得。自分の内面的な感じは紫式部に近いかも。

2023/06/06

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