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龍華記 (角川文庫)

龍華記 (角川文庫)

龍華記 (角川文庫)

作家
澤田瞳子
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-09-18
ISBN
9784041116425
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龍華記 (角川文庫) / 感想・レビュー

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エドワード

古来戦の多くは仇討ちである。平安末の奈良、興福寺に、保元の乱で争った藤原頼長と忠通の子、僧兵の範長と別当の信円がいた。折しも天下を牛耳る平家軍を範長らが退けた報復として、平重衡率いる大軍が南都を焼き尽くす。人々が焼け野原から寺を復興しようと努める中で、範長は親や家を失った孤児らを養う、平重衡の養女・公子と出会う。平家は南都の仇、それぞれの信念に基づいて行動する範長と信円、重衡と公子の運命や如何に!これもまた実に巧みな平家物語の変奏曲、「怨み心は怨みを捨てることによってのみ消ゆる」との仏の言葉が印象的だ。

2021/10/09

coldsurgeon

平家による南都焼き討ちという歴史的事実に関わる、人々の迷いと恨みと、そして祈りが語られる。人はなぜか競い争うことを好み、己の内なる憎しみや悔恨に囚われ、それがゆえに終わることなき苦しみにもがき続ける。しかし、怨み心は恨みをすてることによってのみ消えるという釈迦の訓えに従えば、怨嗟の輪廻から解脱することが出来るのではないか、と主人公を足掻き続けたのだと思う。その祈りは届くことになるのだ。平安末期の隠れた歴史物語は、心を温めて、終わりを告げる。

2021/10/15

tnyak

源平騒乱時の平安末期遠舞台とした物語。 面白かった。

2021/10/18

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