読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

花嫁化鳥 (角川文庫)

花嫁化鳥 (角川文庫)

花嫁化鳥 (角川文庫)

作家
寺山修司
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-07-16
ISBN
9784041116487
amazonで購入する Kindle版を購入する

ジャンル

花嫁化鳥 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ハルト

読了:◎ 日本における奇怪な風習。奇祭。それらがなぜ現在においても残されているのかを考察しながら、日本人観にもせまる紀行文。自身を探偵・金田一耕助となぞらえて旅をして、根底にある、呪術的な因果連鎖的血縁をひらめかしたりもする。寺山らしい土俗要素に満ちており、歴史とはただの物語や伝説でしかなかったものだった彼にとって、この旅は、しかとした現実となり、日本人の概念ともなり、現実の血肉にもなったのだと思った。

2021/09/02

彌月

何故かこの人の考え方には憧れる。全部が解る程には頭が良くないのだけれど、理解したい。知識が欲しい。

2022/06/16

寺山修司の紀行文というだけで気持ちが高揚し、飲み込まれるようにして読んだ。老婆と子どもしかいない島。夕暮れ時のかくれんぼ。鯨の子どもに戒名をつけて墓に入れる。「イエス・キリストが青森で死んだ」という一文を読んだときには、人目も気にせず仰け反って笑ってしまった。恐山の盲目の巫女がキリストの口寄せをする。寺山修司の修辞にかかれば、虚構が現実に侵入する。どこまで本当か分からないのに、彼の歩いたその土地で、私も夢を見たくなる。話して歩いて蒐集し、金田一氏のごとく推理を組み立てるのが憎いところ。楽しい読書だった。

2022/08/02

おゆき

タイトルの、綺麗だけれど恐ろしい響きに惹かれて手にした一冊。書の中でも言っているように、自分を金田一耕助に準えて、日本にひっそりと息づき続けている風習の謎を考察していく紀行文。どの章も、系統は違えど、どことなく浦淋しさと、親子に始まる血縁の柵のようなものを感じる。

2021/08/08

感想・レビューをもっと見る