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濱地健三郎の呪える事件簿

濱地健三郎の呪える事件簿

濱地健三郎の呪える事件簿

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-09-30
ISBN
9784041116531
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濱地健三郎の呪える事件簿 / 感想・レビュー

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starbro

有栖川 有栖は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。濱地健三郎シリーズ第3弾、オススメは、『リモート怪異』&『呪わしい波』です。 https://kadobun.jp/feature/interview/8rh7kjes270g.html

2022/11/17

紅はこべ

どっぷりコロナ禍のお話。霊の正体が明らかでないというケースが多かった。濱地は一体何に見込まれているんだろう。このシリーズは続くようなので、いずれ明らかにされるかな。ユリエはやっぱり先生に惹かれていると思うけど、ボスとしてでだけじゃなく。

2023/01/14

みっちゃん

第3弾となっても全く衰えを知らない面白さと「視える探偵」のダンディさ。中でも1番の出来!と唸らされたのは『囚われて』事務所の留守電に残されたメッセージ。ざらついたノイズの中の「たぁすぅけぇてぇ」しかも現在使われていない番号から!元の持ち主は…からの!短い頁の中に読者へのミスリードあり、伏線ありの驚きの真相。さすがミステリの御大、有栖川有栖。しかしこのシリーズの1番の謎は。カフェや居酒屋の隣の人の噂話、出会った人から渡された箸袋のメモ、で伝わる事務所の電話番号。必要な時に必要な人に伝達される不思議。

2023/01/30

ちょろこ

心霊探偵シリーズ3の一冊。現実と非現実の淡い混じり合いが心地よいシリーズの今作は6話どれもコロナ禍を絡ませたストーリー。時折、コロナ禍ならではの孤独な時間が交わるさまが印象的かつしんみりした。いつのまにか巡り巡って必然的かのように心霊探偵ボスの元へとたどり着く怪異。はっきりと形あるものではないものとの対峙の過程、その怪異の向こうにある背景、原因への憶測。その憶測に流れるボスの優しさ、この味わいが良い。年齢もプライベートも掴めそうで掴めないミステリアスさも良い。そして常に紳士な彼が素敵過ぎてそこが一番困る。

2023/01/18

中原れい

あとがきにより、コロナ禍のさなか霊はどう現れるか人はどう行動するか、という意図と、表紙装画の意図まで明らかにしてもらって嬉しい^^3冊目でもやっぱり驚いてしまうし、わからないモノはわからないままでも対処できてしまうから、よくぞこの職についてくださった、書いてくださったというほかはない。「戸口で招く者」の顛末はいっそいつものミステリ。「呪わしい波」は組織だってけしかけてくるものの存在が作者としては目新しく、なんだかわからないモノはぶよっとしてたりトゲトゲだったりしつつも前作の飛んでるアレより怖くなかった…

2022/10/06

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