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夜の黒豹 (角川文庫)

夜の黒豹 (角川文庫)

夜の黒豹 (角川文庫)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-08-24
ISBN
9784041118412
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夜の黒豹 (角川文庫) / 感想・レビュー

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keroppi

図書館の新刊コーナーで見つけて。横溝正史の没後40年&生誕120年を記念しての復刊のようだ。角川文庫の横溝正史は、「犬神家の一族」映画化で大ヒットした頃、ほとんど読んだ。無茶苦茶ハマっていたのだ。この表紙の絵も懐かしさを感じる。ホテルでの夜の女を狙った連続殺人事件というエログロ色の強い展開。人間関係が入り乱れて、意外な事実も見えてくる。ラストが少しあっさり目ではあるが、久々の金田一耕助を楽しんだ。殺人を描く作者や読者は、そういう犯罪を起こすのでなく、鬱積した感情を浄化するカタルシスなのだという説明もある。

2021/09/22

のびすけ

ホテルで女性が襲われた4つの事件。女性の胸に描かれた青トカゲと、現場から消えた全身黒ずくめの男…。事件に関わる人たちの人間関係と過去のいきさつがややこしくて、頭の整理が追い付かなかった。一連の事件の真相が明かされるけど、そもそもの動機や、わざわざ手の込んだ工作をする必要性が分かりづらかった。とはいえ、終盤で数々の謎を解き明かしていく金田一耕助の推理は読み応えがあった。青トカゲのアナグラムの陳腐さが印象的。昭和51年発行・第5版読了。

2022/03/04

T

氏の没後40年&生誕120年記念復刊、こちらが第一弾かな? 全身黒尽くめの和製切り裂きジャック・青トカゲの連続殺人と 表紙含めて乱歩の通俗怪人もの的導入。もちろんトリックや犯人当て要素もあるが、警察関係者も含めて登場人物が多過ぎたりボリュームの割にラストがあっさりしてたりと、やや纏まりの悪い印象は否めないか。こちらも短篇を元に長篇化した作品だそうだが、内容的には中篇くらいで良かったかも。ファンとしては過去作品の復刻は素直に嬉しいんですけどね。

2021/12/06

かなり久しぶりに再読です。  中から高校くらいにハマって読み漁った 横溝正史さん。今でもやはり好きです(笑) 金田一シリーズ最高!! 探偵物が好きで…色々思い出しました。 また読んでみたい本思い出しちゃいました 探すの大変そうだけど、また楽しみ増えたかな(笑)

2021/11/11

takaya

横溝作品としては、傑作とは思えない出来栄え。最後の謎解きも、もう一つ意外性がなく、肩透かしの感じです。おどろおどろしい中盤までの展開には引き込まれますが、『八墓村』や『悪魔の手毬唄』のような読後の満足感はありませんでした。

2021/10/20

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