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展覧会の「怖い絵」 (角川文庫)

展覧会の「怖い絵」 (角川文庫)

展覧会の「怖い絵」 (角川文庫)

作家
中野京子
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-02-22
ISBN
9784041118931
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展覧会の「怖い絵」 (角川文庫) / 感想・レビュー

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sin

2017年8月に兵庫県立美術館で観た『怖い絵展』いつもは文庫でその余りにも小さなプリントに残念な思いをしていたが…実物が目の前に!三白眼でねめつけるモッサの『彼女』の妖しい美しさと、ベッキー似の『飽食のセイレーン』いずれもアニメの美少女のようなわかりやすさが眼を惹いたが、何よりも衝撃的だった作品はドラローシュの『レディ・ジェーン・グレイの処刑』描かれた史実の残酷さに印象深く記憶に残っていたその作品の実物の存在感と、サイズの迫力に圧倒された。今は文庫本の限られた紙面のプリントにも当時の記憶が刺激される。

2023/01/05

shio

2017年「怖い絵展」の展示作品を当時の反響などエピソードも交え解説。カバーのモッサの絵「飽食のセイレーン」は強烈!アニメチックな絵柄が100年前の物とは思えず、鮮やかな色彩が毒々しく異彩を放っていました。セザンヌが描いたのが意外な「殺人」、切り裂きジャックの犯人との説(パトリシア・コーンウェルが7億かけて検証)もあるシッカートの絵も怖い。しかしなんと言ってもドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」!実物の迫力は凄かった。漱石も感慨に耽ったこの絵を観ることが出来て本当によかった。感動が甦りました。

2022/03/24

読特

2019年11月刊行『もっと知りたい「怖い絵」展』(KADOKAWA 刊行の単行本)の文庫版。単行本を読んだのは2年前。覚えているが、濃淡はある。「切り裂きジャックの寝室」は強烈な印象で残っている。当人がいないところが恐怖を増す。画家も有力容疑者。視点にいるのが本人なのか。殺されたのは売春婦たち。ウォータールー橋から身を投げるのも娼婦たち。「発見された溺死者」も覚えている。落ちるところまで落ち、追い詰められ至った姿。それは美しくなければならない。落ちる瞬間、切り裂かれる瞬間、何を思ったろう。

2022/04/19

坂城 弥生

美術館はあまり馴染みが無いけど音声ガイドとかあったら楽しめそう。

2023/07/20

るぴん

「怖い絵展」で展示されていた絵の解説と舞台裏。何よりも表紙、モッサの「飽食のセイレーン」がインパクト大!そして不気味で怖い‼︎モッサという画家も知らなかったし、現代のゲームやファンタジーの挿絵で使われていそうな絵が100年前の作品だというのも知らなかった。まさにゲームで敵として登場するハーピーのよう。怖い絵展で実物を見たかった。「レディ・ジェーン・グレイの処刑」も迫力があっただろうなぁ。開催までの裏話も面白かった。そして帯には「怖い絵舞台化」の文字が…。どんなふうに舞台化するのか、とても気になる。

2022/03/05

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