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涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙 (角川文庫)

涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙 (角川文庫)

涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙 (角川文庫)

作家
太田紫織
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-12-21
ISBN
9784041119716
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ジャンル

涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙 (角川文庫) / 感想・レビュー

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はつばあば

優しいってどうなんでしょうねぇ。優しさにも普通にやさしいのと、回りくどいと言うか深読みした自分勝手なやさしさがあるってことでしょうか。葬儀屋ミュゲ社でアルバイトして自分の居場所を見つけた青音、友人もそれなりに増えた。色々なご遺体と出会い、それぞれ故人の想いに泣けて紫苑に涙の供給を許す青音。紫苑は・・実在するのだろうか・・

2023/08/13

芳樹

2022年読了1冊目。遺品整理士の立場から、遺品に込められた家族への思いを解き明かすミステリ第2弾。サイズの合わない指輪、逃げた愛犬、父が遺した暗号めいたメッセージ。どれも人情味溢れるエピソードです。紫苑がかつて出会った美しい女性というのが何者なのか気になるな。もしかして櫻子さんなのでは…?それにしても、全体を通して感受性の高い青音につられてしまうので、読み進めるのに結構カロリーを使いました。なので今回登場した青音の昔なじみをレギュラーに加えて少しライトな展開があると嬉しいな、と勝手に思っています。

2022/01/01

よっち

第二の故郷旭川で自分の居場所を見つけた大学休学中の青音。ある日、ミュゲ社の同僚・勇気と朱鞠内湖湖畔でキャンプをしていた青音は、放置車両に遺体を見つける第二弾。失踪した悪役プロレスラーが車内に遺していたサイズの合わない指輪、伯父夫婦も仲が良かったおばあさんと遺された愛犬、海洋学者だった父の秘密の遺産を整理する娘の複雑な関係。新キャラとして青音の幼馴染・菊香が登場しましたけど今後の登場はあるのか、青音もようやく一歩踏み出す気持ちが垣間見えた一方で、過去にいろいろあったらしい紫苑もこれからの掘り下げに期待です。

2022/01/28

よっしー

記憶喪失から始まり、優しさを出した結果3名の女性を傷付けてしまったプロレスラーのお話。「優しさ」というものは勿論大切なものですが、使い方によると凶器にもなりますよね。相手が何を必要としているのか、その中でどんな優しさを出せばよいのか…答えがない問題が故に、難しいです…。 そして、ますます紫苑の存在が謎めいてきました。怪しい…けど、その正体が掴めないもどかしさ。次で明らかにしてくれるのでしょうか。楽しみです。

2022/12/18

TAMA

例によって1がまだ読んでなく。でも読める本。片付け動画好きで古〇さんとか大好き。遺品整理もイー〇イさんとかで見かけるのでなるほど。しかしまたこれは。人はやっぱり看取られないと。迷惑かけてないよね、孤独〇上等ってとんでもない話だなあと。ペットのことも遺産のこと《そのりゅうぜんこうはお父さんからの考えに考えた相続では》も。リアルではどう扱われるのかも気になるお話でした。

2022/02/28

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