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六法推理

六法推理

六法推理

作家
五十嵐律人
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-04-25
ISBN
9784041120064
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法律のロジックと推理のロジックを2人のキャラクターに振り分けてみました『六法推理』五十嵐律人インタビュー

「五十嵐律人の本をまだ読んだことがないという方に、1冊目に読んでもらいたいとお伝えしたいです」 現役弁護士として多忙な毎日を送る五十嵐律人が、メフィスト賞受賞のデビュー作『法廷遊戯』から2年と経たずして、早くも第4作となる最新刊『六法推理』を発表した。「六法全書」をもじったタイトルの本作は、これまで同様リーガル・ミステリー路線を進むものだが、物語の雰囲気はだいぶ違う。

(取材・文=吉田大助 撮影=島津美紗)

「司法修習を終えて弁護士として働き出した後で、一から書いた初めての作品が『六法推理』です。もともと法律は好きだったんですが、学問的な意味で好きという部分が大きかった。弁護士になってみて感じたのは、学問的に込み入った問題って現実でそうそう起こるものではないし、実際の法律は人と人との争いで使われるもの。要は、法律って日常と密接に関係しているんですよね。その感覚が、『六法推理』に反映されていると思います。ミステリーとしても“日常の謎”的な話が多いですし、“日常に溶け込んだリーガル・ミステリー”を目指して書いていった感覚が強いんです」  全5話で構成…

2022/5/6

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六法推理 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

パトラッシュ

法律相談から意外な事実が明らかになる連作短編集だが、著者の作品で最も読みやすかった。話を作り込むため過剰な要素を詰め込み気味だった長編に比べ物語がストレートで、テーマも不動産やSNS、医療など身近な問題なのですぐに入り込める。ただ各編とも謎解きよりも法律的解決を重視しており、生硬な法律用語の頻出も相変わらず。話が穏やかに展開すると却って物足りず、矛盾しているが突っ込みどころ満載の長編が懐かしく感じてしまう。グリシャムやガードナーを読み直して、法律に振り回されず小説を書くテクニックを身に着ければよいのだが。

2022/05/16

いつでも母さん

大学の自主ゼミ『無料法律相談所』通称無法律に属する古城行成の下に経済学部3年の戸賀夏倫が相談に来たーそこから始まる5話の連作短編集。あぁ、これは続編ありきの作品なんだろうなぁ。な感じでちょいとスイスイ進んでしまう。私が読みたい五十嵐さんはこれじゃなかったよ・・が正直な気持ちでした。五十嵐作品未読の方には読み易いと思うけど。次に期待したい。

2022/05/22

美紀ちゃん

現役弁護士で作家。 連作短編集。 古城行成は、法学部の4年生で、大学で無料法律相談所(無法律)を開いている。 経済学部3年の戸賀夏倫が事故物件について相談。 最近、奇妙なことが周囲で起こっている。 一緒に事件を解決して、これがきっかけで 古城と戸賀は協力し、次の事件も解決していく。 いいコンビ。 「1度ネットに上がったものはこの先、一生消せない」なるほど。 短編集で読みやすい。 法律用語がたくさん出てくるが、解説しながら進んでいるので理解しやすい。 勉強になる。 続編がありそうな終わり方で、次作が楽しみ。

2022/05/26

R

法律をツールとして描く推理小説。きっと法曹界に詳しい人が読むとさらに面白いんだろうなと思われる描写が多くて、わからないのが悔しいけども楽しめた。素人が弁護士まがいのことをするというのが、そもそもよろしくないと知らなかったので、根幹の部分の理解が不足してしまったけども、法律の使い方、それによる事件と謎解きというのが新鮮で面白かった。動機の部分に法解釈に恃む部分があるというのは斬新だと思った。結構やるせない事件が多いのが、ある意味リアルなのかもしれん。

2022/07/28

うっちー

続編がありそうです。元彼の次の次の月9はどですか

2022/05/08

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