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船玉さま 怪談を書く怪談 (角川ホラー文庫)

船玉さま 怪談を書く怪談 (角川ホラー文庫)

船玉さま 怪談を書く怪談 (角川ホラー文庫)

作家
加門七海
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-02-22
ISBN
9784041121658
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船玉さま 怪談を書く怪談 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

加門さんの最新の短篇集です。十三の作品がありますが、わたしは「とある三味線弾きのこと」「鳥の髑髏」「茶飲み話」「聖者たち」という作品が印象に残りました。「とある三味線弾きのこと」は三味線に憑いているもののような感じが非常に面白く感じます。「聖者たち」というのは二作あるのですがなんか怖さがじわっと来るような気がします。

2022/11/21

中原れい

版が変わり1話追加、解説も、というので買って楽しんだ。ほかは読んだ話なのに、版型が違うだけで違う話に感じるのはなぜだろう。読んだ時期の違いもあるけど、なにかとても湿気マシマシなの、表紙にひっぱられるのかしら?明るい温かい陽のしたで読み終えても、印象がかわることはなかったので、呼んじゃったのかもと思う。終わったからすみやかに帰ってね~。以前は三味線弾きの話が気になったが、今回は人の聖性の話と貰い物の話が気になった。どうも加門さんの本はそういうことが多い。

2022/02/27

nuit@積読消化中

【日本の夏は、やっぱり怪談2022】〈其の一・和編〉イベント参加で読みました!加門七海さんのお話はどれも怖いし面白い。「怪談を書く怪談」作中にも紹介されている『恐怖の心霊写真集』のお話は無茶苦茶共感します。こんなに怖い関連のお話が大好きなのに、なぜか小さい頃から心霊写真集だけはまともに見られなかった。しかも買って家に持ち込むなんて絶対にしない。いや、できない!なぜかたまに本気なものを感じてしまって…って、霊感0ですが(笑)。久々の加門七海ワールド堪能しました〜。

2022/08/03

sin

自分語りの臨場感のある怪談実話ではあるが、独特な押し付けがましさを感じてしまった。それは以前には感じなかったことで、怪異に対する作者の遠回しな決め付けが鼻につくようだ。テレビで商品解説のテロップに出る※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。のように感じ取った怪異をやんわりと打ち消して見せる所も胡散臭く受け取ってしまう。ただ作者の解釈を牽強付会に感じたとしても霊的な存在を声高に主張するわけではなく、この心霊の臨場感は得難い読書体験だとは承知している。

2022/07/15

キンモクセイ

〝船玉さま〟幼稚園のママ友から紹介された胡散臭い霊能者宅を嫌々訪れた。帰宅後に家の前に女がいた。全身ずぶ濡れで長い髪にはフジツボや海草類が貼り付いていた女が...〝誘蛾灯〟幽霊に遭うのは時として怖いし、不愉快でもあるけど縁は切れないし切りたくもない。出会った不思議を記して楽しみ糧を得る。〝いきよう〟化物屋敷に取材で岩手県遠野市へ。祟りがあるという場所へ行って災いが起こるのは自業自得。〝怪談を書く怪談〟記憶が恐怖を呼び覚ます。呼ぶ話は呼ぶ。書けない話は絶対に書けない。因縁のある話は書いて厄祓いしたいけど。

2022/02/26

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