こぐまのクークものがたり ともだちと森のレストラン
「こぐまのクークものがたり ともだちと森のレストラン」のおすすめレビュー
『魔女の宅急便』角野栄子さん推薦!親友とお別れした「心のあな」をうめるのはなに? 小学校入学前、新1、2年生に薦めたい物語
『こぐまのクークものがたり ともだちと森のレストラン』(かさいまり:作・絵/KADOKAWA)
メールもSNSもなかった子供時代、友達の引っ越しは世界が終わるかと思うほどの一大事で、走り去る車を笑顔で見送ったあと、部屋にこもってひとり、机につっぷし大声で泣いたことを『こぐまのクークものがたり ともだちと森のレストラン』(かさいまり:作・絵/KADOKAWA)を読んで思いだした。
友達はほかにもたくさんいるし、ひとりぼっちになってしまったわけじゃない。だけどいつも隣にいた特別な人の穴を埋めることは、ほかの誰にもできない。こぐまのクークがそんなさびしさを抱えるところからはじまる同作は、イラストを140点を掲載し、6~8歳向けの児童読み物として単行本化したもの。『魔女の宅急便』の著者・角野栄子さんも推薦する、優しくてあたたかい物語だ。
クークにとって、いちばんの仲良しは、同じこぐまのタミン。「今までありがとう」と言いたかったのに言えなくて、「さびしくない、さびしくない」と自分に言い聞かせながら家路を走るクークの姿に、冒頭から胸をきゅっとつかまれる。…
2022/3/10
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こぐまのクークものがたり ともだちと森のレストラン / 感想・レビュー
すみれちゃん
9歳ひとり読み
2022/09/15
めめ
さびしい気持ち、初めての気持ち、が優しく描かれてあります。出てくる料理も美味しそう。ただ情報量が多くてとっ散らかった印象。でも子供は喜ぶかな、どうだろう。可愛いお話でした。
2023/10/30
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