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子狐たちの災園 (角川ホラー文庫)

子狐たちの災園 (角川ホラー文庫)

子狐たちの災園 (角川ホラー文庫)

作家
三津田信三
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-07-21
ISBN
9784041123393
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子狐たちの災園 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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のぶ

本書は「災園」の改題らしいが自分はそちらを読んでおらず手に取った。主人公は6歳の奈津江。両親を立て続きに喪い、彼らが実の親子関係でなかったという事実を知る。奈津江はひとりきりになってしまい、実父が経営する子供のための施設の「祭園」に引き取られることになった。そこで起きる怪奇な出来事について描いたものだが、正直な感想で自分には全く響くものがなかった。ホラー文庫で出版されているが、ホラーは雰囲気だけでミステリーの要素に近いものでそれも冴えない。辛口になったが、三津田さんは好きな作家なので今後に期待したい。

2022/08/06

★Masako★

★★★✰︎☆ 両親を立て続けに喪った6歳の奈津江は、訳ありの子どもの為の施設"祭園”に引き取られる。そこには"廻り家”という不気味な祈祷所が。そして奈津江の部屋や祈祷所に現れる狐面の"灰色の女”の正体は…。狐使いの家系、呪われた血筋、三津田さんお得意の後ろからヒタヒタと迫る恐怖、奈津江の出生の秘密、あの予想外のラスト等面白くはあったけど、子供たちが主役のせいか、それほど怖くはなかったかな。白狐、黒狐についてもっと知りたかった。聡明だという奈津江の言動や思考があまりに大人びていて、ちょっと引いてしまった。

2022/09/01

mihya

狐使いの血を引く少女の養父母が亡くなり、実父が営む施設へ行くことに。施設に潜む怪異と謎とは…みたいな内容。なんとなく結末が分かってしまったが、まあ結構楽しんで一気読み。 狐の力と言えば何でもありな気もするが、年齢の設定はもうちょい何とかならなかったのか。違和感がありすぎる。

2023/06/21

大阪魂

三津田さんの新しいのゲット!って思てたらなんか既読感…あ、「災園」って昔読んだやつやん!タイトル変えただけ?ってガックリ…でも全面改稿らしく読みやすなったしスジも結末もぜんぜん覚えてへんかったから新鮮に読めた!6歳の奈津江が狐の申し子ってことで児童施設?の「祭園」に養子として引き取られたんやけど、他の子らに謎の建物「廻り家」で肝試し強要され、そこで謎の灰色の女に追っかけられ…次の日から他の子が1人ずつ消えて…真相はちょいゾワ!あとやっぱ年齢違和感やけど狐の申し子やからねー!新・家3部作の「魔邸」読まねば!

2023/09/11

じゅんぢ

相変らずホラーの舞台設定や小道具の使い方、ホラー好きの心を揺さぶる名称の付け方が上手な作家さんだと思う。ただ、今回は主人公が6歳にしてはしっかりし過ぎていてあまり怖さを感じなかった。もし、僕が6歳の時に同じ体験をしていたら、間違いなく大号泣で体じゅう、穴という穴すべてから液体が流れ出ていたと思う。

2023/02/04

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