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涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束 (角川文庫)

涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束 (角川文庫)

涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束 (角川文庫)

作家
太田紫織
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-06-10
ISBN
9784041126455
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ジャンル

涙雨の季節に蒐集家は、 あなたがくれた約束 (角川文庫) / 感想・レビュー

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はつばあば

先日、読み友さんがコメントに挙げられていた「天に続く道」の写真を見せて頂いて、北海道の雄大さと登場人物までもがいい人・・紫苑までもがと。これで終わりかと思えば・・どうやらもっと奥が深かったようです。青音の気持ちも菊香の気持ちも一応晴れた。望春さんも落ち着いた。なのにゾワゾワするのはなぜでしょう。こんなに素敵な葬儀屋さんのお世話になりたいと思うのに京都にはない。うん、実際これほどアフターケア万全の葬儀屋さんなんて本の中だけでしょうね。4月不用品始末しますという会社に📞したらなんと!敷布団2枚で2万円也と。

2023/08/14

芳樹

早逝した父親と仲良し家族の絆を描く第壱話は、これまで読んできた太田作品で一番感動したエピソードでした。そんな心温まる前半から、菊香が青音に打ち明けた親子の絆についての不安を描いた第弐話は、青音のトラウマにも触れることことになり一転して緊張感が高まりました。「家族」のあり方、親子のあり方は様々であると再認識させられましたね。さて、青音が出会った「悪魔」の正体が判明し謎が一つ解かれましたが、『櫻子さん』と同じ世界線であることが分かり、このことが新たな謎を呼んだように思えます。続きを楽しみにしています。

2023/01/17

よっち

かつての記憶が残る地で再出発して、遺品整理の仕事にやりがいを感じ始めていた青音。いろいろなことが繋がってついにあの日の真相が明らかになる第三弾。早逝した父親と仲良し家族の約束の地、幼馴染の菊香が胸に秘めていた親子の絆への不安、そして新聞記者から話を聞いたことで生まれた懸念。謎を解くたびに人一倍共感性が高い青音は心が揺らいで、それでも真摯に向き合って寄り添おうとする彼の姿勢があって、だからこそ乗り越えられたこともあったんですかね。過去の真相も明らかになりましたけど、人それぞれに違う愛の形が印象に残りました。

2022/08/01

よっしー

えっと…これはまだ続編が出るのかな。勝手に完結かと思って読んでいたのですが、まだ伏線が回収しきれてないように感じています。私が読み飛ばしたのかな? 青音が一番引っ掛かっていたあの日の真相。蓋を開けてみればなるほどと思える状況ではありましたが、普通に考えたらそんなこと想像も出来ませんよね。櫻子さんサイドの話とリンクさせると、ますます紫音という人間がよく分からなくなってきています。 いつか明らかになるのかな。

2023/01/28

小梅さん。

おお、過去のあの日に起きたことが明らかに。 そうだったのか。 しかし、紫苑のイメージはさらに、だなぁ。 人物紹介ではサバサバしてるとなってる望春さん、サバサバ、ではないよねぇ。すごく繊細な女性。 遺品整理の会社が舞台でもあり、やっぱり、「家族」にまつわる話が多くなるね。あの家族のキャンプ、素晴らしい展開だった。 それに、菊香ちゃん、いい子だね。みんないい人だ。 「櫻子さん」に出てきてたあの人がこちらにも登場で、しかも、イメージが全然違って、こういう面白さも好き。 泣き虫青音くん少しは成長したかな。 頑張れ

2022/07/20

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