暴虎の牙 上 (角川文庫)
暴虎の牙 上 (角川文庫) / 感想・レビュー
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
あのガミさんが帰って来た!シリーズ完結編はエピソードゼロともいうべき過去からのスタート。昭和57年の広島、ヤクザをも怖れぬ愚連隊「呉寅会」のリーダー沖。彼らの動向を追う大上。彼らの暴走は止まるのか?いざ下巻へ!
2023/01/30
piro
シリーズ第三弾。前作の後日譚では無く、一作目より前のエピソードから語られます。この頃からガミさん(大上)はガミさんだったのだなぁ。唯一無二の存在感。愚連隊の頭・沖と大上のパートが交互に語られ、この先何か大きな事が起きそうな不穏な空気を満たしていきます。お互いの腹を探り合う様な緊迫感溢れるシーンがいい。極道すら恐れない沖の振る舞いが、この後どのような結末に繋がるのか、そして巻頭の相関図に名前が載っている日岡にどこで繋がっていくのか…。まだまだ嵐の前の静けさの様な雰囲気。下巻が楽しみです。
2023/02/01
ピース
時代が昭和57年まで遡る。大上はまだ一人で動いていて日岡はまだいない。大上の家族について触れられてる。奥さんと子供は五十子に殺られたらしい。その仇を討つ為に呉寅会なる愚連隊を利用しようとするが、どうなるのか?下巻へGO。
2023/02/07
桜
お帰りガミさん! 広島弁が愛おしいっ(広島弁使いじゃないけどw)。 ヤクザでシャブ中だった父を嫌う寅彦が跳ね回り、ソレを抑えられるかガミさん!
2023/01/24
やま
狐狼の血シリーズ3作目。一作目の内容を補完しながら、ガミさんと今作の主人公との腹の探り合いが緊迫感がありました。パナマ帽の由来がわかり面白かったです。
2023/02/01
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