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おちくぼ姫 (角川文庫)

おちくぼ姫 (角川文庫)

おちくぼ姫 (角川文庫)

作家
田辺聖子
出版社
角川書店
発売日
1990-05-25
ISBN
9784041314234
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おちくぼ姫 (角川文庫) / 感想・レビュー

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優希

まさに平安時代のシンデレラストーリーですね。継母にも実父にも虐げられ、召使い同然の扱いを受けている姫君。おちくぼと呼ばれ、粗末な身なりであるにも関わらず、素敵な少将に言い寄られ、愛を育んでいく様子はまさに純愛でした。阿漕が上手く立ち回り、苦しい境遇を乗り越えるのには胸がすく思いがします。引き裂かれそうな秘密の恋が実り、奇跡のハッピーエンドで終わるのがいいですね。砕けた文章で読みやすく、美しい理想の物語でした。面白かったです。

2015/08/26

buchipanda3

【カドフェス2020】田辺さんの朗らかな筆致で心地良く読めた古典純愛小説。元ネタは千年前のお話、落窪物語。源氏物語や枕草子よりも少し前のものらしい。平安時代のシンデレラと言われるそうで、読んでみてこれは確かに継子いじめ。継母が結構えぐい。貴族社会の結婚の風習も分かりやすく盛り込まれ、今との違いに何度もへえーっと。男が足繁く通うのが大事なのはどの時代も一緒。構成は単純だが、田辺さんによってキャラが活き活きと描かれ、特に姫を手助けする阿漕の存在が光っていた。そして話の顛末は思っていたよりも今風。

2020/07/20

ゴンゾウ

まさしく日本版シンデレラ!千年以上も前の物語が現代版に上手くアレンジされている。継母との闘い、身分を越えた純愛は古今東西全ての人類共通の 鉄板な物語。おちくぼ姫も素敵だが、阿漕がとても魅力的。【カドフェス 2017】

2017/12/31

のんき

魔法使わないし、ガラスの靴も出てこないけど、日本版シンデレラストーリーでした。落窪物語という古典を現代風に表現してわかりやすかったです。スマホとかなかった時代、男性と女性の手紙でのやり取りはいいな。でも、親が決めた人、好きでもない人と結婚するのはやだなぁ。落窪姫が好きな人と一緒になれて良かったです。

2017/11/22

yumiko

田辺聖子が現代語訳した平安時代版シンデレラストーリー。シンデレラと言えば、白馬の王子様を待つ受け身女性の代名詞。ディズニープリンセスでさえ戦う昨今、行動しない女性に時代は否定的。でも、辛い境遇にも酷い仕打ちにも腐ることなく、与えられた仕事を懸命にこなし、どんな時も愛と微笑みを忘れない、それは本当にただ受け身?優しく強い心が自らの道を切り開いたと言ってもおかしくない!とこの物語を読んで思った次第。なんといっても主人を思う働き者の阿漕と帯刀が魅力的。通い婚の時代にお互いをただ一人の人とする姫と少将もいいな♡

2017/11/22

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