KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)

成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)

成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)

作家
矢沢永吉
出版社
角川書店
発売日
1980-11-20
ISBN
9784041483015
amazonで購入する

「成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)」の関連記事

ゲーム『MOTHER』に影響を与えたスティーブン・キングの小説とは?糸井重里が人生に深く関わる3冊を語る【私の愛読書】

 人に「愛読書」を教えてもらうのは、おもしろい。

 お気に入りの本について聞くことで、その人の思わぬ一面を知ることがある。オススメされた本が、普段の自分では手に取らないような一冊との出会いになることもある。

 ダ・ヴィンチWebでは、俳優やタレント、経営者やスポーツ選手など様々な分野の著名人にお気に入りの本をご紹介いただく新連載「私の愛読書」をスタートする。

 この連載では新作・旧作、文学作品・マンガなど、年代・ジャンルは一切問わず、とにかく自由に好きな本について語っていただく予定だ。

 第1回にご登場いただくのは糸井重里さん。

 糸井さんは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」(ジブリ映画『魔女の宅急便』)や「おいしい生活。」(西武百貨店)などを手がけたコピーライターであり、ゲーム『MOTHER』のディレクターも務めた。現在は「ほぼ日」の社長でもある。

 今回ご紹介していただいた3冊は『MOTHER』に影響を与えた小説をはじめ、糸井さんの人生に深く関わってる本たちだ。「普段本を読まない人にも届けたい」と考え、どんな人が読んでも楽しめる本も挙げてい…

2022/11/1

全文を読む

関連記事をもっと見る

成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

里愛乍

数年ぶりに再読。読むというより、御言葉をいただいているといった感じだ。言葉使いとか言い方とか、これはこれで味があるけど、要はその中身であり、それは実際に彼が見せてきた行動であり、聴かせてきた音楽であり、TV等で喋ってきた言葉である。その上で彼は言う。「オレのことを間違ってると言うやつも、きっといるよ。でも、いいじゃない。そのほうがいいよ、きっと」ページを繰る一行一文、紛うこと無き矢沢永吉がここにいる。

2016/08/29

nbhd

「だって、ロックンロールは、オレにとっちゃ空気みたいなものなんだから。息を吸って、吐き出せば、もうロックンロールができあがってる」、矢沢永吉、当時28歳。これは良い、文字通りの成りあがりストーリーを前のめりで読んだ。熱いわ。糸井重里による取材構成の妙もあるのだろうけれど、28歳にして人間=文体が完成している。幼いころの口癖「おもしろくない」で、愛読書はカーネギー「人を動かす」。矢沢の初体験、矢沢のちり紙交換などエピソードがいちいちおもしろい。特に、矢沢vs盲腸、矢沢vs親知らず、2つの闘病記がお気に入り。

2014/03/04

てん子(^_-)

この頃見たテレビ番組で、ある若手俳優が常に持ち歩いてボロボロになったので2代目を買いました。自分にはなくてはならない本、と言っていたのがこの本。読みたい!かっては流行語にもなっていた「成りあがり」。70歳超えてもカッコいい矢沢永吉はルックス以上に精神がカッコいい人だった。昭和53年刊行から44年経ても若者を魅了する彼の源は好きな音楽に熱くなりがむしゃらに努力するひたむきさだろう。矢沢さんの言葉「合った職を探す。それが才能よ」「グレるってことははぐれることなんだよ」。取材構成と解説が糸井重里だ!

2022/06/11

まろ

矢沢永吉が好き、という人と知り合いになったので読んでみた。なるほど。熱くて凄いバイタリティーある人。ファンが多い理由がよくわかった。この境遇でこの負けん気の強さでグレなかった事が一番の尊敬に値するところだと思った。

2014/07/26

リッキーまち子

どうせナルシズム全開の自己啓発的な自伝本なのだろうとナメてかかったが、あまりにも直球で怯んでしまった。このあいだ読んだ漢の『ヒップホップドリーム』でいう「リアル」と、その創造性が矢沢永吉という人物に厚みをもたせており、「勘違い野郎がたまたま売れただけ」とはけっして言わせない。苦労人である。己の直観を信じ、「スーパースター」「ビッグ」という抽象度爆高の理想へと驀進するこの方法自体は真似できないが、かれの言葉は、読者たちにじぶんなりの「成りあがり」へと向き合わせるような、理屈を越えた力がある。

2016/01/11

感想・レビューをもっと見る