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天使の牙(下) (角川文庫)

天使の牙(下) (角川文庫)

天使の牙(下) (角川文庫)

作家
大沢在昌
池上冬樹
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-11-19
ISBN
9784041671160
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天使の牙(下) (角川文庫) / 感想・レビュー

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miyumiyu

逃亡・復讐劇のクライマックス。アスカと仁王がカッコいい。息つく暇もなく一気読みさせる筆力はさすが!海外アクション並みに銃声が脳内に轟く。麻薬王を仕留めるために一体何人が…でも、あの女性だけは犠牲にしてほしくなかった。ラストは良かったが、それだけが最後まで辛かった。とにかく人がたくさん死ぬので気が滅入りそうになるが、手に汗握る疾走感はたまらない。

2015/07/02

sin

前提にした設定も含めてまるで海外のエンターテイメント小説を味わったような読後感、しかし巻き込まれてしまった仁王の幼なじみの夫婦には思わず目頭が熱くなってしまいました。とにもかくにもイッキ読み!もう寝っころがって読んでいるので首筋が凝ってしまいますが…政治家が政治の為に政治をするように、警察官が組織の存続と強化のために犯罪を容認するという考え方は怖いです。

2014/12/09

ALATA

はつみとなり麻薬組織の潜入捜査に乗り込む明日香。囮となることで君国に近づくが心と身体の平衡感覚が壊れ泥沼に落ち込む姿が痛々しい。何も知らずにアスカを守る古芳、汚職警官との不協和音が一気にクライマックスに進む感じがいいですね★5※モデルのようなの容姿を持つ明日香、ANNAのヒロイン、サッシャ・ルスを彷彿させる。そうかこれはリュック・ベンソンの映画の雰囲気なんだなぁ。

2021/12/09

みも

ハードボイルド系作品の常套手段と言えようか…絶大な力を誇示する巨悪に対し、復讐の為にたった一人で敢然と立ち向かう男。寡黙・武骨・孤高…一昔前世代の英雄によく見られた類型。そう…「ランボー」とか「マッドマックス」に近似しているだろうか。アクションエンタメの王道とも言えるが、陳腐にも見える。ましてや超法規的派手な銃撃戦と恋愛を絡める手法などは、ハリウッド映画の模倣だ。肉体と魂というアンチテーゼをベースにした、巧妙な心理描写は見どころの一つ。リアリティには乏しいが、展開がスピーディーで読み易く十二分に楽しめる。

2018/05/03

すがやん

設定もアクションの派手さも、まさにハリウッド映画。ストーリー展開に複雑さはなく、先は読めるのに、映像を観ているような大胆さやスピード感のおかげで一気読み。心理描写がしっかりしているから、アクションだけじゃない、ハードボイルドとしても楽しめた。

2017/03/23

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