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このワガママな僕たちを (角川文庫 き 9-8)

このワガママな僕たちを (角川文庫 き 9-8)

このワガママな僕たちを (角川文庫 き 9-8)

作家
銀色夏生
出版社
KADOKAWA
発売日
1988-12-01
ISBN
9784041673089
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このワガママな僕たちを (角川文庫 き 9-8) / 感想・レビュー

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半分以上は手書きされた詩とイラストで構成されており、しかも言葉を黒く塗りつぶして書き直ししていたりするそのままが載せられているため、原稿以前の下書きノートを見せられているような気持ちになる。またそのせいで、高校時代に書いていた自分の拙いポエムノートを思い出してしまい、あの頃の想いとリンクする部分に胸が掻きむしられるような想いがした。

2014/04/13

masa@レビューお休み中

【再読】なつかしい。ただなつかしいと思ってしまう。それは、銀色さんの詩と絵に対する想いなのかもいしれないが、それ以上にかつてそこにいた僕自身に対するなつかしさなのではないかと思う。どこにも行き場がなくて、やるせもなくて、爆発寸前の感情たちを銀色さんの言葉が救ってくれたのだと思う。なつかしけど…。今、読んでもところどころ痛さを伴う言葉があるんですよね。そういう意味では、今も昔もさほど変わってはいないのかもしれないですね。

2016/03/26

多田幾多

心に響いて、ほっこりとする詩だった。パステルで描かれた絵と文章がさらに心をほっこりさせる。特に、《森へ行こうと思った 森の中へ奥深く進んでいけば 何かが抱きしめてくれると思った ・・・ 森へ行けば 森へ行ければ 行くべき森をみつけられれば ひとりでもかまわないんじゃないかと 思った》という詩に、なぜか共感してしまった。この詩には、なんの歌が似合うかな?

2013/09/03

masa@レビューお休み中

せつない恋心や恋に破れたかなしい気持ちが胸に浸透するように沁みてくる。少年たちが見たもの、経験したものを純粋な心のままに言葉にして表現している。好きって思う気持ちが、好きという表現の方法が素直でかわいくって、何度読んでもいいなと思ってしまいます。

2012/01/14

greenish 🌿

(過去読本)学生の頃に鑑賞した懐かしい一冊。パステルで描いたラフなタッチの絵。ところどころ書き直されている手書きの詩。銀色さんのひと言ひと言が、この頃の私たちの心のありようを表している。《森へ行こうと思った 森の中へ奥深く進んでいけば 何かが抱きしめてくれると思った ・・・ 森へ行けば 森へ行ければ 行くべき森をみつけられれば ひとりでもかまわないんじゃないかと 思った》 こうして葛藤していても、自分の進むべき道を歩けているって、振り返ってみると分かる。

2013/08/25

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