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花束のように抱かれてみたく (角川文庫 た 19-4)

花束のように抱かれてみたく (角川文庫 た 19-4)

花束のように抱かれてみたく (角川文庫 た 19-4)

作家
俵万智
稲越功一
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-04-25
ISBN
9784041754054
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花束のように抱かれてみたく (角川文庫 た 19-4) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

春夏秋冬のそれぞれの季節の花に寄せた歌40首。俵万智さんの30代前半の歌群だ。「サラダ記念日」のような新鮮さはないものの、何首かは練達の歌も。「去年ともに歩きし人よ『いない』ということ思い知る葉桜の下」。また、花に託するがゆえに制約も生まれ、やや窮屈な歌も。いずれにしても、ここにいるのはプロフェッショナルな歌人、俵万智だ。タイトルは「ブーゲンビリアのブラウスを着て会いにゆく花束のように抱かれてみたく」から。なお、巻末には1日ごとの花と花言葉の付録が。私のはキングサリ(知らない)で、花言葉は「哀愁の美」。

2016/01/11

新地学@児童書病発動中

花と短歌の相性は良いと思うし、まして詠み手が俵さんだったら、素晴らしい内容になるのは間違いない。恋の歌がほとんどで、咲いてあっという間に散ってしまう花のはかなさと、恋愛の切なさを重ねあわせながら読んでいった。写真の方は透明感のあるものが多くて、眺めていると心が透きとおっていくような気持になった。お気に入りの一首をご紹介。「昨年とともに歩きし人よ「いない」ということ思い知る葉桜の下」

2015/07/01

rokoroko

ヒヤシンスー思い出だらけのこの部屋の一つ一つを花と咲かせて。今咲き始めた水栽培のヒヤシンス早朝リビングにいくと花の香りが愛おしい。ひとつ一つの唄が花をめでる気持ちあふれて楽しい

2022/02/26

双海(ふたみ)

右頁に花を詠んだ短歌とそれに纏わるエピソード、左頁にその花の写真を添える。鮮やかな写真にうっとり…

2013/04/26

双海(ふたみ)

再読。くたびれているときは尚のこと花のほほえみがこころに沁みる。やはり私は犬猫よりも花が好きだ。知り合いの男性を回顧したエッセイで、男性の花の好みが好きな女性の好みに通じるのかもしれないという一節があった。花が好きな男性に限って言えば、これ、けっこう当たっているかも。少なくとも、私はけっこう当たっている(と思う)。

2019/10/24

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