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Xの悲劇 (角川文庫)

Xの悲劇 (角川文庫)

Xの悲劇 (角川文庫)

作家
エラリー・クイーン
越前敏弥
出版社
KADOKAWA
発売日
2009-01-24
ISBN
9784042507154
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Xの悲劇 (角川文庫) / 感想・レビュー

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W-G

かなり大胆に手掛かりが散りばめられ、それらをロジカルに収斂していく解決編のカタルシスが凄まじい。意外な犯人、計画性の高い犯行、そして捜査経過の描写を退屈させない工夫と、傑作になるべくしてなった一作。ドルリーレーンが新訳でどのように描かれるかを楽しみにしていたが、とても若々しくてダンディ。ただし倫理観ダルダル。そこは安定。どう考えても第2の犯行は防げた筈が、知的欲求を満たす事優先&それでは小説として短かいという大人の事情で死体が増えていく。しかしあのタイミングでの解決だからこそレーンのデビューは華々しい。

2016/09/15

Kircheis

★★★★★ 超有名な「レーン四部作」の一作目。 主役のドルリー・レーンが、60歳であるにもかかわらずカッコ良く描かれており、更に性格の良さも持ち合わせている点が魅力的。 3つの殺人いずれも運要素が強い(特に2つ目)のが突っ込みどころではあるが、種明かしシーンのロジカルさはカタルシス満点だ。 自分は『Yの悲劇』派ではあるが、本作もミステリ好きなら必読の一冊だろう。 というか、四部作全部が必読かも(笑)

2019/09/24

nobby

角川文庫新訳版で再読。5年経ってほぼ覚えていない健忘に感謝(笑)市電に船にと交通機関で起こる連続殺人。分かりやすく思えて混迷を極める犯行は明かされてみれば実に計画的で極めて壮大!「知りもしないのに知ったかぶりをする男」と自虐するレーンのもったいぶった推測と、なりふり構わず猪突猛進な警察の陳腐さの対比が面白かった。気付いてみれば真相全てロジカル解明されてるのはスゴい!そこからようやく導き出された真犯人の名前を目にしたり、直接対峙して尚「えっ!?」と思わされる衝撃!ラストで分かる“X”に余韻味わえるのがいい♬

2021/12/15

やきいも

海外ミステリー小説の人気投票をすると上位にランクインする有名な作品。「満員電車内での殺人」という設定がドキドキする。そして3つの「意外なトリック」に驚く!論理的に推理して真相を導く名探偵ドルリー・レーンの推理があざやか。ただ、1932年に発表された小説なので、今となっては文章にやや古くささや読みにくさを感じる人がいるかもしれません。私はこの本気に入ってます。

2016/10/21

yu

Kindleにて読了。 やっとエラリーのこの作品を読んだ。徐々に徐々に犯人に迫っていく感じが面白い。

2018/09/17

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