緋色の研究 (角川文庫)
「緋色の研究 (角川文庫)」の関連記事
コナン・ドイル『緋色の研究』あらすじ。名探偵シャーロック・ホームズ初登場作をネタバレ有りで紹介!
名探偵シャーロック・ホームズを知らない人はいないでしょう。しかし、実際に作品を読んだことがある方は意外と少ないのではないでしょうか? 本稿ではシャーロック・ホームズが初めて登場した『緋色の研究』のあらすじを簡潔にご紹介いたします。完全なネタバレを含みますのでご注意を。
『緋色の研究』の作品解説
『緋色の研究』は、アーサー・コナン・ドイルによる、シャーロック・ホームズシリーズ最初の作品です。ホームズとワトスンの出会いから始まり、コンビで挑む最初の事件を描いています。本作は2部構成を採っているのが特徴で、ワトスンが語り手となり事件の捜査を描いた第1部と、犯行に至った過去が描かれる第2部で構成されています。
ちなみにホームズシリーズのほとんどの作品はワトスンによる事件記録という形で書かれており、本作もこのスタイルで書かれています。
『緋色の研究』の主な登場人物
シャーロック・ホームズ:主人公の名探偵。卓越した観察眼と分析力を持つ。
ジョン・ワトスン:物語の語り手。ホームズの相棒で医師。
グレグスン:スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)の刑事。ホームズに事件…
2023/9/22
全文を読む関連記事をもっと見る
緋色の研究 (角川文庫) / 感想・レビュー
absinthe
ワトスンがホームズと出会う話。2部構成で、事件から犯人を逮捕するまでの第一部と犯人の前日譚の第二部からなる。本格推理のまさに王道。相手を見ただけで来歴を言い当てたり、誰もの眼にも触れていた筈の証拠からホームズだけが意味を解き明かせるという展開。推理の面白さそのものもさることながらホームズの個性が光っている。もう一度、シリーズ作品読み直したくなったなぁ。
2022/06/14
ykmmr (^_^)
某推理アニメの主人公が大好きで、アニメのネタにも使われたりしている推理小説家。この作品で、ホームズとワトソンが出会う訳なのだが…。あっ、ワトソンはもう一つの名探偵を爺様に持つ、高校生探偵の方に容疑者として出ていたんだわ 笑。また、無駄話をしたが、ちょっと、作品の読む順番を間違えてしまって(?)ホームズの「動き」が読めていないが、
2022/12/23
みっこ
ドラマ『シャーロック』の影響で、本家シリーズに興味を持ちました。なぜ今まで読まなかったんだろう。すごく面白い!冒頭、有名な『アフガニスタンに行ってましたね?』が早速出てきてにんまり。シャーロックは思ったほど偏屈でなかったです。やや可愛らしささえ感じてしまう(笑)思いもよらない犯人の名が挙がったあと、唐突に回想へ移行。そこから一気に惹きつけられました。真相は思った以上に重く、悲しいものでした。でも謎解きが面白かった!続編もゆっくり読んでいきます。シャーロックとワトソンが今後どんな活躍をするか、とても楽しみ。
2015/10/26
*maru*
解剖学に精通し科学者としても有能だかちょっと変わり者のホームズと、命からがら戦場から戻った医学博士ワトスン。そう、すべてはここから始まった。第1部はホームズとワトスンの出逢いから、事件発生、捜査等。第2部は犯人側の背景、事件までの経緯、等々。ワトスンの回想録によって事件の全貌が明らかとなるのだが、内容はシンプル且つ巧妙。なんだなんだ、この面白さは。第2部も、結末も良かった。シャーロック・ホームズは児童書でしか読んだ事がなかったが、これは原作でシリーズ追いかけなければ。続けて『四つの署名』へ。
2018/05/12
ブックマスター
初めて原作読みました!今までイレギュラーズの話はちょくちょく読んでたけど、何故本家を読もうと思わなかったのか。ワクワク期待しながら読んだけど、ホームズって思っていた以上に変人なんだね(笑)そしてたまに子供っぽくなる。そういう意味で魅力的な人物ですね。事件は、素人目で見れば難解そのもので、ワトスンや二人の刑事と一緒に首をひねるばかりでした。まさかあんなに壮大な身の上話があったとは…!コナン・ドイル氏の考えは、とても真似できませんね。逆向きに推理する…、興味深いです。
2015/06/01
感想・レビューをもっと見る