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しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか (角川文庫)

しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか (角川文庫)

しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか (角川文庫)

作家
辺見庸
出版社
KADOKAWA
発売日
2010-10-23
ISBN
9784043417124
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しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか (角川文庫) / 感想・レビュー

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日向とわ

今の世界を考えるのに必須の本ではないかと思う。民主主義は最良の政治しすてむだったはず、そう教わってきた、しかし今の世界を振り返ってみれば、格差は広がるばかり、世界の未来はどこにあるのだろ・・・

2012/05/13

YO)))

<人びとを病むべく導きながら、健やかにと命じる>システム,或いは『器官のない身体』としての資本主義.外的な存在としてあるだけではなく,既に我々の内部/心性に深く根付いてしまった末期のそれに,果たして人間の生体は耐え得るのか.経済の回復を愚直(或いは浅薄)に望むのではなく,人間とはどうあるべきなのか,内面を反復して思索することこそ今求められているのではないか.真摯にして強靭な問いかけに満ちた警鐘の書.

2012/09/18

gilzer

サブプライム・ローンの破綻等を契機とする世界的金融危機。これをどう見るか。単に景気の回復だけが問題だと見る向きもあるが、著者はこれを資本主義の末期症状と捉える。ただし、経済システム論だけの問題ではない。人間性の問題でもある。つまり、問題は既に存在していたのだが、それが金融危機によって剥き出しになったにすぎない。著者の省察はラディカルな資本主義批判を基礎に持つが、それを支えるのは難解な理論や概念ではなく極めて人間的な感性であり、例えば、路上生活者に対して痛みを感じるかどうかといったことである。

2013/02/07

かおる

とりあえず読み終えたので登録。再読してます。生身の「人」より優先される経済。世界の回転が速くて手に負えなくなりつつあることを実感しているせいか、激しく同意できる一冊でした。人間の生活のために「もの」や「金融」があるのではなく、市場活性化のために人間のほうが狂躁的に消費させられる「奇怪な生命体」に変えられ利用されていたんですね。今に当てはめると「新型コロナウイルス」と経済の関係でしょうか。感染拡大=人の命なんてどうでもいいから観光に出かけてお金使ってよ⁈

2020/08/03

MrO

再読。自分としてもとても怖いのは、去年は異常に見えたことが、今年は何でもなく思えてしまうことだ。ここに書かれている全ての事は、人間の生存を脅かす、とても異常なことなのだが、当たり前に身近にあるために、当たり前であるかのように思い込んでしまう。自戒する。

2014/06/01

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